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シンが日韓対決制し2年ぶりV! 新人・綾田は3位に健闘

更新日:2022/10/26 00:57
シンが日韓対決制し2年ぶりV! 新人・綾田は3位に健闘

 

 国内女子ツアーの日医工女子オープンゴルフトーナメントは4日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行った。同地で28年ぶりのツアー開催となった今回の新規トーナメント。雨と濃霧が立ち込めるサバイバルレースを制して初代女王の栄冠に輝いたのは、ツアー通算4勝を誇る韓国の強豪シン・ヒョンジュだった。

 運命を分けた場面は最終日の最終ホール、18番パー5。この時点で単独首位は通算9アンダーの天沼知恵子、1打差の2位タイに新人の綾田紘子とシンがつけていた。まずは綾田がパーオン失敗からボギーとして脱落。さらに天沼もパーパットを外し1つスコアを落とすと、3打目を寄せて確実にパーセーブしたシンと通算8アンダーで並び、勝負の行方は2人のプレーオフの戦いへと委ねられる。

 同じ18番で行われたプレーオフ1ホール目、完全に動揺が見える天沼はティーショットを右に曲げラフに打ち込んでしまう。なんとかパーオンに成功するも、痛恨の3パットでボギー。対照的にシンは終始安定したショットを繰り出し、3打目をピンまで2メートル弱に寄せる。バーディこそ逃すも難なくパーパットを沈め、最終日プレーオフまでもつれる大激戦の日韓対決に終止符を打った。

 およそ2年ぶり自身5度目のツアー勝利を飾ったシンは、「これからもどんどん優勝するので、応援よろしくお願いします!」と流暢な日本語で集まったファンに挨拶。一方、天沼は最後の最後で踏ん張り切れず、4年ぶりのツアー勝利は叶わなかった。

 上位順位は、ルーキーながら大健闘の綾田が通算7アンダーで単独3位。また、周囲がスコアメイクに苦しむ最終日にアンダーパー(1アンダー71)で回った藤田幸希が通算6アンダー単独4位に食い込んだ。さらに通算5アンダー5位タイに全美貞、李知姫、イ・ジウ、アン・ソンジュの韓国勢4人が入っている。

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