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N.チョイ、苦しみながら宣言通り完全V達成!

更新日:2022/10/26 00:57
N.チョイ、苦しみながら宣言通り完全V達成!

 

 4人でのプレーオフにもつれ込んだ混戦の中、最後はナ・エン・チョイ(韓)の完全優勝で4日間の幕が閉じた。

 米女子ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック(オハイオ州ハイランドメドーズGC)は現地時間5日、最終ラウンドの競技を終了。前日までに通算14アンダーで首位を快走し、完全優勝を狙ったチョイがスコアを落として足踏みする中、同郷のキム・インキョン(韓)、キム・ソンヒ(韓)がそれぞれ7アンダー64、5アンダー66の好スコアをマークし通算14アンダーでホールアウト。チョイが彼女たちを追いかける展開となった。

 しかし土壇場の最終18番で5メートルのバーディパットをねじ込んだチョイがプレーオフ進出の権利を掴み取る。さらにクリスティーナ・キム(米)が“入れれば勝ち”という3メートルのバーディパットを決め切れず、4人が通算14アンダーで並びプレーオフに突入した。

 プレーオフ2ホール目。前日「完全優勝がしたい」とツアー通算3勝目に意欲を見せていたチョイが1メートルのバーディパットを決め、難産の末に今季初優勝をもぎ取った。現在ロレックスランキング(世界ランク)11位につけているチョイが同トップ10位以内に浮上することは確実。同ランク2位の宮里藍にまたひとり強力なライバルが現れた。奇しくも宮里(藍)とチョイはメンタルコーチが同じ(ピア・ニールソン&リン・マリオット)で、ともに「目の前の1打に集中する」を座右の銘としている。ツアー屈指の難コンディションで行なわれる次週の全米女子オープンでも優勝の有力候補になりそうだ。

 その他、通算13アンダー、単独5位に申ジエ(韓)、通算12アンダー、6位にインビー・パーク(韓)が入り、韓国勢が上位を独占した。

 一方、痛めている右ひざをかばいながら転戦を続けている上田桃子は上がり2ホール連続バーディを含む5バーディ(1ボギー)を奪い、4アンダー67をマーク。通算9アンダーは前日の23位タイから単独16位に浮上し全米女子オープンに弾みをつけた。なお、宮里美香は予選落ち。宮里藍は今大会に出場していない。

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