L.マイズ、逆転でシニア初V達成! 尾崎は44位タイ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/07/05 12:40
マスターズチャンピオンのラリー・マイズ(米)がシニアで初の勝星を挙げた。
カナダに舞台を移した米チャンピオンズツアーのモントリオール選手権(ケベック州フォンテーヌブローゴルフクラブ)は現地時間4日、最終ラウンドの競技を行い、前日3位タイにつけていたマイズが8アンダー64と爆発。通算17アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダー、ジョン・クック(米)に1打差をつけ、逆転での同ツアー初優勝を飾った。
前週レギュラーツアーでプレーオフを戦い、敗れたものの2位タイに食い込んだコーリー・ペイビン(米)は2日連続67で追い上げたが通算14アンダー止まり。ダン・フォースマン(米)と並び3位タイで3日間の競技を終了。賞金王候補のフレッド・カプルス(米)は通算13アンダー5位タイに入っている。
この日のマイズは出だしの2連続バーディで波に乗ると、10番パー5で会心のイーグル奪取に成功。さらに14番から3連続バーディを奪う猛攻で一気にリーダーボードを駆け上がり、単独トップでフィニッシュ。後続を待ったがマイズを上回るスコアをマークする選手はおらず、優勝が決まった。
87年のマスターズチャンピオンのマイズは現在51歳。グレッグ・ノーマン(豪)をプレーオフの劇的チップインバーディで破った名シーンはゴルフ史の1ページを飾ったもの。89年と90年には日本ツアーのダンロップフェニックスで連覇を飾るなど、親日家としても知られ、今回がシニア参戦36戦目での初勝利となった。
一方、初日好調なスタートを切るも2日目75と崩れて後退した尾崎直道は、最終日に3アンダー69とまずまずのゴルフを展開。しかし最終成績は44位タイと振るわず、今週も上位進出を逃している。