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M.A.ヒメネス劇的プレーオフ制し欧州大陸勢最年長V達成!

2010/07/05 12:09
M.A.ヒメネス劇的プレーオフ制し欧州大陸勢最年長V達成!

 

 欧州男子ゴルフツアーのアルストム・オープン・デ・フランス(仏、ル・ゴルフ・ナショナル)は現地時間4日、最終ラウンドを終了し、46歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)がプレーオフを制して劇的な逆転優勝を収めた。

 前日まで首位を快走していたディフェンディング・チャンピオンのマーティン・カイマー(独)が失速する中、後半4連続バーディを奪ったヒメネスが一気にトップに駆け上がった。しかし最終18番で痛恨の池ポチャ。ダブルボギーを叩いて通算11アンダーにとどまり、母国の後輩アルハンドロ・カニサレス(スペイン)、フランセスコ・モリナリ(伊)と並びサドンデスのプレーオフにもつれ込んだ。

 そして迎えた1ホール目。ティーショットをカニサレスが曲げて池に打ち込み、モリナリがバンカーにつかまる間にきっちりフェアウェイをキープしたヒメネスは、慎重にグリーンに乗せ2オンのパー。カニサレスは3打目を今度はグリーン手前の池に打ち込み万事休す。モリナリは5メートル弱のパーパットをねじ込むことが出来ず、ヒメネスがヨーロッパ大陸勢として最年長のチャンピオンに輝いた。

「経験がものを言ったね」とポニーテールと葉巻がトレードマークの46歳。「本戦の72ホール目(最終日の18番)ではプレッシャーで体が上手く動かず池に入れてしまったけれど、プレーオフではゴルフで一番大事な、フェアウェイをキープするってことが出来た。他の2人も良いプレーをしていたけれど、あのティーショットで勝負ありだよ。どんなときもフェアウェイをキープしなきゃ」と笑顔で熱弁をふるったヒメネス。

 これでライダーカップポイントも17位から5位にジャンプアップ。今秋ウェールズで開催される欧米対抗チーム戦への出場に一歩近付いた。「46歳じゃ、これが最後のチャンス。是非モンティ(キャプテンのコリン・モンゴメリー)のチームに加わりたい」(ヒメネス)。ツアー通算18勝中、半分以上の10勝を40歳を過ぎてから挙げている中年の星が、ライダーカップで輝く日も近い。

 その他、この日5アンダー66の好スコアをマークしたローリー・マッキルロイ(北アイルランド)が通算10アンダー単独4位に食い込み世界ランク10位の貫禄を見せつけた。一方、連覇を狙ったカイマーはスコアを2つ落とし、通算7アンダー6位タイに終わっている。

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