タイガー、全英オープンで復活なるか?
更新日:2010/07/07 13:13
掲載日:2010/07/07 11:41
ゴルフの聖地、セントアンドリュース開催の全英オープン(現地時間15〜18日、スコットランド)で3度目(全英通算4度目)の優勝を狙うタイガー・ウッズ(米)だが、その状態からは不安感が拭いきれない。
ケガとスキャンダルによる戦線離脱から米ツアー6試合に出場した今季のタイガーだが、先週のAT&Tナショナルで46位タイに終わるなど、未だ優勝には手が届いていない。96年のプロデビュー以来、シーズンが始まってから勝てなかったのは1998年の最長8試合。
AT&Tナショナル終了後に飛行機でアイルランドへ飛んだタイガーは、2日間のチャリティイベント、J.P.マクマナス招待プロアマに出場。1バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの通算7オーバーで初日を終え、全英オープン直前だというのに暗雲を漂わせている。
だが、意外にも本人の表情は明るい。「ドライバーがよくなったのが大きい」と、笑顔すらのぞかせているのだ。フェアウェイキープ率はまだまだだが、これまではティーショットを3Wやアイアンで刻まなければならなかったところを、確かにAT&Tではドライバー使用が格段に増えていた。これは自信を取り戻した証明に他ならないだろう。
これまでセントアンドリュースでの全英を3度制した者はいない。前人未到の記録に挑むタイガーは「あそこでプレーするのは大好き。お天気を見てみようよ」と、冗談交じりに口にした。勝てばメジャー15勝目。ジャック・ニクラウス(米)の記録、18勝にジワリと迫ることができるのか。タイガーの言葉どおり天候次第なのも全英の面白さである。