石川が2打差5位タイ発進! P.ミケルソンは出遅れ
日本が誇る18歳がゴルフの本場、スコットランドで大暴れしている。
全英オープン前哨戦、欧州ツアーのザ・バークレーズ・スコティッシュ・オープン(スコットランド、ロック・ローモンドGC)は現地時間8日、第1ラウンドの競技を行い、世界ランキングNo.1を狙うフィル・ミケルソン(米)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)と同組でプレーした石川遼は、ショットの冴えを見せて5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。大ギャラリーが取り巻く大会最注目の組の中、イーブンパー71で44位タイのミケルソン、ビジェガスの強豪2人に大きく差をつけ好スタートを切った。
6アンダー65で単独首位に立ったダレン・クラーク(北アイルランド)とは、わずかに2打差の5位タイ発進。全英オープン、今大会ともに風が強いスコットランドが舞台であることを想定して準備したロフトの少ない新兵器“0番アイアン”を武器に、14ホール中12ホールでフェアウェイをキープ。18ホール中15ホールでパーオン成功と安定したショットを見せて、現地ファンの拍手を独り占めにした。
首位のクラークは、ライダーカップ欧州チームのヒーローでもあり、実力者として知られているが、実は来週に迫った全英オープンの出場権がまだない。出場資格のない選手のうち今大会でトップ5に入ることが、最後の全英切符獲得のチャンスとなる。「まだ第1ラウンド。最終日までは長い道のりがある。だが、もちろんスコティッシュ・オープンのトロフィーを手にして(全英オープンの)出場権も獲得できたら最高だ」と、本音をもらして気合を入れ直した。
上位陣はエドアルド・モリナリ(イタリア)、ダミアン・マッグレイン(アイルランド)、グレアム・ストーム(英)の3人が5アンダー66で2位タイにつけ、石川と同じ5位タイにジョン・デイリー(米)ら7人が続いている。その他、アーニー・エルス(南ア)は2アンダー69で20位タイ。今年の全米オープン王者、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)はイーブンパー71で44位タイのスタートとなった。