P.ゴイドス、ツアー史上4人目の「59」でトップ発進!
米男子ゴルフツアーのジョン・ディア・クラシック第1ラウンド(現地時間8日、イリノイ州TPCディアラン)で、ツアー最少タイの“59”が飛び出した。
演じたのはツアー2勝、46歳のベテラン、ポール・ゴイドス(米)だ。12個のバーディを積み上げての12アンダー59。わずか22パットで18ホールを回り、ビッグスコアを叩き出したゴイドスは「『59』? 自分の身長と同じじゃないか。オレは5フィート9インチなんだから。『59』なんてゴルフでは未知の数字だよ」と、おどけて見せた。
フロントナインを4バーディの31でプレーしたゴイドスは、後半に入るとパットを入れまくる。10番バーディの後、11番で12メートルを沈め連続バーディ。15番をパーとした以外はすべてバーディを奪う猛攻で、18番でも約2.2メートルのバーディチャンスに。
過去、下部組織のネイションワイドツアーで「59」を出した経験を持つノタ・ビゲイIII(米)らがクラブハウスから出てきて見守る中、このダウンヒルのパットをカップインさせたが、「たぶん人生で一番ナーバスになったパットだった」と振り返った。
この日はコースコンディションがよくなかったため、フェアウェイでボールを拾い上げて拭くことができるプリファードライのルールが適用されていたという事情もあり、スティーブ・ストリッカー(米)も1打差の11アンダー60でプレー。2位タイにつけているが、それでも「59」はそう簡単に出るものではない。「振り返ったとき、『すごいね』って言うと思うよ。でも身長が6フィート6インチじゃなくてよかった」とジョーク交じりに興奮の初日を終えたゴイドス。ツアー3勝目に向けて最高のスタートを切った。
1打差の2位につけたストリッカーは、6週間の戦線離脱を余儀なくされた肩痛がほとんど影響ないことをプレーでアピール。尚、日本勢でただひとり出場している今田竜二も、4アンダー67でプレーし18位タイと好位置につけている。