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藍、2オーバー22位タイ さくら&しのぶは好発進!

更新日:2010/07/09 13:26
藍、2オーバー22位タイ さくら&しのぶは好発進!
難コースを舞台にイーブンパー71で6位タイの好発進をみせた横峯。(写真提供:AP Images)

 

 日本の精鋭たちが世界最高峰の舞台で大健闘だ。

 米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンは現地時間8日、ペンシルベニア州のオークモントCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。日本勢は、イーブンパー71で6位タイの横峯さくらを筆頭に、首位のブリタニー・ラング(米)から4打差以内に3人が入る好発進。出場選手全員が我慢比べをする難コース相手に、初日から見事な戦いぶりを展開している。

 昨年の日本ツアー賞金女王らしいプレーを披露したのが横峯だ。序盤の2番で初バーディを奪うと、フェアウェイキープ率64%、パーオン率72%の安定したショットを武器に難コースを攻略。フロントナインを3バーディ、2ボギーの1アンダーで回り、リーダーボードの上位に名を連ねた。後半に入っても11番でバーディ、直後の12番でダブルボギー、14番でボギーを叩くものの、最終18番ではグリーンの傾斜を使ってピン右80センチにきっちりと寄せ、この日5つ目のバーディを奪いイーブンパー71。

 好調なプレーでホールアウトした横峯に、思わず笑顔がこぼれた。「練習ラウンドでは4オーバーか5オーバーかなと思うほど本当に難しいと感じていた。だから、ダブルボギーは1つあるけどイーブンパーなら上出来です」と胸を張った初日。日本の賞金女王が、世界の舞台で実力をアピールしている。

 また、待望の全米女子オープン初出場を果たした諸見里しのぶも、1オーバー72で8位タイと好スタート。「目標はイーブンパーでしたが、イーブンで回れたと思った分(1オーバーは)悔しいですね」と、こちらは欲ものぞかせた。

 一方、世界ランキングNo.2で米ツアー賞金ランキング首位の宮里藍は、インスタートの前半でノーバーディ、4ボギーと苦しんだが、折り返しできっちりと気分転換。キャディと「切り返しのリズムが速いから気をつけよう」と話し合った後は見事にショットを修正した。後半は3バーディ、1ボギーでプレーして2オーバー73。メジャーの戦い方を熟知した忍耐力を見せて、首位と4ストローク差の22位タイとまずまずの位置につけた。

 他は、有村智恵が3オーバー74で41位タイとなっているが、全米屈指の難コース・オークモントに苦しんだ者も多かった。宮里美香が6オーバー77で73位タイ、上田桃子が9オーバー80で111位タイ、森桜子、上野藍子が12オーバー83で138位タイ。いずれも第2ラウンドで巻き返さないと予選通過が危ぶまれる状況に陥っている。

 なお、上位陣は1アンダー70の2位タイにインビー・パーク(韓)、 M.J.ハー(韓)、エイミー・ヤン(韓)、ケリー・シェアン(南ア)の4人がつけ、横峯と並ぶ6位タイにマーリー・マッケイ(スコットランド)、さらに1オーバー72の8位タイにLPGA選手権チャンピオンのクリスティー・カー(米)ら14人が続いている。

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