ベテラン福嶋が単独首位スタート! 不動ら6位タイ
国内女子ツアーの明治チョコレートカップが9日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に開幕した。米女子ツアーの全米女子オープンと日程が重なるため、横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵の若手トップ選手3人が欠場となっている今大会。第1ラウンドは過去賞金女王2度獲得を誇りながら、約2年間ツアー勝利を手にしていない福嶋晃子が、6アンダー66の好スコアをマークして単独トップに立っている。
2バーディ、ノーボギーで前半を折り返した福嶋は、バックナインでも安定感抜群のゴルフを披露。10番、12番、13番でバーディを奪いリーダーボードの最上段に浮上すると、最終18番パー5では飛距離を生かしたドライバーショットで2打目を楽々グリーンエッジまで運ぶ。イーグルこそ逃したものの難なくバーディパットを沈め、6バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフで初日のプレーを終えた。
1996年から2年連続賞金女王、ツアー通算23勝と圧倒的な強さを見せていた福嶋だが、2008年7月のスタンレーレディスゴルフトーナメントで優勝して以来ツアー勝利から遠ざかっている。今季はここまで計13戦に出場し、2度の予選落ちを喫したほかトップ10入りもなし。急速な世代交代が進む国内女子ツアーの中で、“福嶋・健在”を示すためにもスタートダッシュを生かし今大会で2年ぶりVを飾りたいところだ。
上位陣は、福嶋と1打差の単独2位にイム・ウナ(韓)、4アンダー68の3位タイに馬場ゆかり、川原由維、イ・ジウ(韓)の3人がにつけている。不動裕理、北田瑠衣、森田理香子らが3アンダー69で6位タイ。その他、今季勝利を挙げている服部真夕は1アンダー71の20位タイ、古閑美保と飯島茜はともにイーブンパー72の30位タイ、同じく今季1勝の甲田良美は2オーバー74の61位タイと出遅れた。