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C.カーがメジャー連覇に前進! 暫定首位はS.グスタフソン

更新日:2022/10/26 00:57
C.カーがメジャー連覇に前進! 暫定首位はS.グスタフソン

 

 クリスティー・カー(米)がLPGA選手権に続くメジャー2連覇に一歩前進した。

 米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンは史上最も難しいといわれるペンシルベニア州オークモントCCを舞台に現地時間9日、第2ラウンドの競技を行った。しかし、午後になり激しい雷雨に見舞われたためサスペンデッドが決定。18ホール全て回りきれたのは約3分の1で、スタートすらできずに2日目を終えた選手が大勢出た。

 そんな中、暫定トップに立ったのはスタートの1番ホールでバーディを奪ったソフィ・グスタフソン(スウェーデン/1ホール終了)で通算イーブンパー。ホールアウトした選手の中では、この日イーブンパー71にスコアをまとめたカーと、初日単独首位スタートのブリタニー・ラング(米)が通算1オーバーの暫定2位タイにつけている。

 2週間前に行われた今季メジャー第2戦のLGPA選手権で優勝し、アメリカ勢初の世界ランキング1位の座に就いたカー。優勝候補大本命として臨む今大会で、荒天順延の不利を受けず第2ラウンドを終え「忍耐強いプレーができた」と納得の表情。「15番のティーショットだけが悔やまれる」とダブルボギーを叩いたホールに言及したが、インスタートの後半で3連続バーディを奪うスコアメイクはさすが絶好調だけのことはある。

「(史上最難関といわれる)このコースではミスは必ず出るもの。でもミスした後いかに取り返すかが大事。ここまでは流れを切らさないゴルフができている。ショットが好調なので、あともう少しパットが入ってくれれば…」と、現世界ランクNo.1のカーがメジャー連覇の偉業へ向け静かに闘志を燃やす。

 昨年の全米女子オープンでは単独トップで最終日を迎えながら、池恩熹(韓)に逆転され3位タイに甘んじた悔しい思い出がある。その雪辱を胸に秘めるカーだが、「このコースは精神的にタフだから夜のワインは2、3杯じゃなく1杯に控えてます(笑)」とジョークを飛ばす余裕も見せつつ、“勝利”の2文字だけを見据えている。

 その他上位は、1か月前に親指のケガから復帰したばかりのポーラ・クリーマー(米)が2ホールを終えて通算2オーバー。諸見里しのぶ(1ホール終了)、横峯さくら(3ホール終了)、アンジェラ・スタンフォード(米/2ホール終了)らと並び暫定9位タイにつけている。

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