S.ストリッカー単独首位浮上! 今田は無念の予選落ち
初日キャリアベストの『60』をマークしたスティーブ・ストリッカー(米)が単独トップに躍り出た。
米男子ツアーのジョン・ディア・クラシック(イリノイ州TPCディアラン)は現地時間9日、第2ラウンドの競技を終え、初日2位につけていたストリッカーが5つスコアを伸ばし、通算16アンダーでトーナメントをリードした。前日ツアー史上4人目の『59』を叩き出したポール・ゴイドス(米)は3アンダー68止まりで通算15アンダー。ストリッカーと1打差の2位に後退した。
その他、通算11アンダー3位タイにジェフ・マガート(米)、マット・ジョーンズ(豪)、ジョージ・マクニール(米)の3人が続き、通算10アンダー6位タイにアーロン・バデリー(豪)らがつけている。
前日はゴイドスの59の陰に隠れ、60の好スコアが話題にならなかったストリッカーだが、この日は世界ランク4位の実力を見せつけ5アンダー66の好プレー。ところが本人は納得がいかず「最終ホール(9番)で短いパットを外してボギーにしてしまったのが悔やまれる。良いスコアを出した次の日は苦労するものだけれど、その通りになってしまった」と前日より6打悪いスコアに、自己評価は低い。
初日は午後遅い組でのプレーでホールアウトした頃には夕闇が迫り、前夜は眠りが浅かったことも不満の一因。「遅い時間に食事をしたからか、夜中に何度か目を覚ましてしまったし、あまりよく眠っていないのに朝は早く目が覚めてしまった。睡眠障害だよ」と体調が不十分だったことを打ち明ける。それでも単独首位で決勝ラウンドを迎え「残り2日、5アンダーを並べることが出来れば、他の選手が追いつくのは難しいだろう」と、今年2月のノーザン・トラスト・オープン以来となる今季2勝目に意欲を見せた。
一方、初日18位タイとまずまずのスタートを切っていた今田竜二は14番でダブルボギーを叩くなど苦しみ、1オーバー72とスコアを落とすことに。通算3アンダー75位タイでカットラインに1打及ばず、決勝ラウンド進出を逃している。(STATS-AP)