P.クリーマーが3打リード 15歳が大健闘!
親指のケガから復帰して間もないポーラ・クリーマー(米)がただひとりアンダーパーをキープしトーナメントを引っ張っている。
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンは現地時間10日、ペンシルベニア州のオークモントCCを舞台に雷雨でサスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドを行なった。しかし進行は大幅に遅れ、最終組が13番ホールに差し掛かったところで日没サスペンデッドが決定した。
そんな中、暫定トップに立ったのはクリーマー。開幕戦を途中棄権して痛めた親指の手術を受け、今回復帰5戦目を戦うクリーマーは、第3ラウンドの13番までを3バーディ、2ボギーの1アンダーで回り、通算1アンダー。暫定2位のウェンディ・ワード(米/17ホール終了)に3打差をつけ暫定トップに立った。
「親指の状態? 良くはないですよ。左腕全体がくたくたです。1日で25ホールもプレーしたんですもの。でも想定の範囲内です。良いゴルフが出来て良かったです。ケガのことを思えばこの舞台に立てているだけでも嬉しい。ここ数年、色々な経験を積んで成長しているので、明日が楽しみ」と母国のナショナルオープン制覇に意欲を見せた。
その他、上位は通算3オーバー暫定3位にスーザン・ピーターセン(ノルウェー/14ホール終了)、通算4オーバー暫定4位タイにエイミー・ヤン(韓/15ホール終了)、ブリタニー・ラング(米/14ホール終了)に加え、15歳でプロ転向2戦目のアレクシス・トンプソン(米/18ホー終了)がつけている。
この日、宮里藍(通算14オーバー暫定46位タイ)、申智愛(韓/通算6オーバー暫定11位タイ)の世界ランク2位&3位コンビと同組で回ったトンプソンは、1番で「緊張し過ぎて」ティーショットをチョロ。ボギー発進だったが、すぐに立ち直り3バーディ、2ボギーの1アンダー70でホールアウト。格上の2人が苦戦する中、好プレーを披露し「楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。
12歳のとき史上最年少で全米女子オープンへの出場権を得てから4年連続の登場となるが、今回は初めてプロという立場での参戦。「明日も安定したゴルフがしたいです。パーを積み重ねて、悪くてもボギーで収めたい」と明るく抱負を語った。