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アンが韓国対決制しツアー2勝目 北田は無念の3位タイ 

更新日:2022/10/26 00:57
アンが韓国対決制しツアー2勝目 北田は無念の3位タイ 

 

 国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントは18日、静岡県の東名カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位に4打差の5位タイからスタートしたアン・ソンジュ(韓)が李知姫(韓)とのプレーオフを制し、国内開幕戦ダイキン・オーキッド・レディース以来となるツアー2勝目を挙げた。北田瑠衣は最終18番でのボギーが響いてプレーオフに一打足りず、通算5アンダーで馬場ゆかり、イム・ウナ(韓)と共に3位タイとなった。

 第2ラウンドを終えて通算7アンダー単独首位のイム・ウナがバックナインに入って4ボギー、同じく通算6アンダー単独2位だった福嶋晃子がノーバーディ、7ボギーという大崩れで急落。混沌とする優勝争いの中で抜け出したのは、今季から国内ツアーに参戦したアンと10位タイからスタートした李知姫、そして今季2勝目を狙う北田だった。アンは前半だけで4つのバーディを奪い、李知姫はノーボギーの安定したゴルフを続けてスコアを伸ばしていく。

 1打差で単独首位に立っていたアンが18番パー5でボギーを叩いたことで、3人が通算6アンダーで並ぶ。しかし、北田は今大会屈指の難易度を誇る18番で第3打をグリーン奥のラフに打ち込んでしまう。第4打でボールを出すことはできず、ボギーがほぼ確実となった第5打。それでも北田は果敢にチップインにトライし、ボールはカップのわずか右を通り過ぎた。惜しくもボギーとなり、北田は優勝争いから脱落。勝負の行方はアンと李知姫によるプレーオフに持ち越された。

 そしてプレーオフ2ホール目、アンがボギーを喫した因縁の18番で長いバーディパットをねじ込み、李知姫がバーディトライを決めきれず決着。アンが開幕戦以来となる2勝目を挙げ、賞金ランキングトップに立った。

 また、諸見里しのぶが通算3アンダー6位タイで生涯獲得賞金4億円を突破。横峯さくらに次ぐ史上2番目の早さでの達成という快挙となった。有村智恵は通算1オーバーで福嶋らと並ぶ20位タイだった。

 ベストアマに輝いたのは通算1アンダー13位タイの香妻琴乃(日章学園高校3年)。5位タイからスタートして2つスコアを落としたものの、17番ではバンカーからのスーパーリカバリーでバーディを奪うなど、随所に見せ場を作ってギャラリーを沸かせた。

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