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遼、次に繋がる27位タイでフィニッシュ

更新日:2022/10/26 00:57
遼、次に繋がる27位タイでフィニッシュ

 

 石川遼がメジャー最終日にアンダーパーをマークし、順位を上げて4日間の競技を終了した。

 第139回全英オープン(スコットランド、セントアンドリュース オールドC)は現地時間18日に最終ラウンドの競技を行い、石川は難コース相手に5バーディ、3ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ通算2アンダーでホールアウト。前日の41位タイから27位タイにランクを上げてメジャーの戦いを締めくくった。

 この日の石川は出だしの1番、2番で連続バーディを奪う好調な滑り出し。3番でボギーを叩いたが、5番、9番でバーディを重ねて前半を3アンダー33で折り返す。そのままスコアを伸ばし続けるかと思われたが、そうはさせてもらえないのがメジャーの難しいところ。後半に入ると我慢のゴルフが続き、12番と17番で惜しいボギーを叩いて一歩後退。しかし初日から3日間連続でバーディを奪っている最終18番ではティーショットをグリーンのすぐ手前まで運び、絶妙のアプローチでピンそばに寄せて楽々バーディを奪った。

 前半の勢いに比べ後半はやや消化不良気味だったが、メジャーの最終日をアンダーパーで回ったことに価値がある。ラウンド後にBBC(テレビ局)のインタビューに英語で答えた石川は「全米オープンに続き、全英オープンも4日間プレー出来たのは良かった。素晴らしい経験が出来ました。特に予選ラウンドでトム・ワトソンと一緒に回ることが出来て光栄だったし、本当に感動しました」と声を弾ませた。

 予選ラウンドのもう1人のプレーイングパートナー、パドレイ・ハリントン(北アイルランド)からは「遼は将来トム・ワトソンになれる逸材」と絶賛され「凄く嬉しいけれど、なんとコメントして良いかわからない」と照れた18歳。次週から日本に戻り「日本のツアーで優勝を目指します!」と、この大会の経験を活かし1日も早い勝利を誓った。

 その他、ベテランの谷口徹は2オーバー74を叩き通算3オーバー60位タイにとどまり、宮瀬博文は通算4オーバー68位タイに終わった。

 尚、池田勇太、藤田寛之、宮本勝昌、小田龍一、小田孔明、薗田峻輔の各選手は予選で姿を消している。

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