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藍、最終日7バーディで9位タイ! 桃子はまさかの失速…

更新日:2022/10/26 00:57
藍、最終日7バーディで9位タイ! 桃子はまさかの失速…

 

 今季の海外女子メジャー最終戦、全英リコー女子オープン(英国、ロイヤル・バークデイルGC)は現地時間1日に最終ラウンドを行い、29位タイからスタートした宮里藍が7バーディ、2ボギーの5アンダー67をマーク。通算2アンダーまでスコアを伸ばし、9位タイに順位を上げてフィニッシュした。

 第3ラウンドを終え通算3オーバーと低迷していた宮里が、最終日に来てようやく世界ランクNo.2の貫禄を見せつけた。2番でボギー先行となるも5番でバーディを取り返し、8番でもスコアを伸ばして前半1アンダーでハーフターン。そこから10番バーディで後半に入ると、13番から15番までいずれも長いパットを沈め3連続バーディを奪う。16番で2つ目のボギーを叩いたものの、17番パー5では2オン成功から難なくバーディ奪取。メジャー最終戦の最後のバックナインで“有終の美”ともいえるバーディラッシュを披露し、4日間の競技を締めくくった。

「最終的にアンダーパーに戻せたのは大きい。(76を叩いた)初日からしっかり気持ちを入れたプレーができていれば良かったけど… その部分が今後の課題」と、トップ10入りにも反省の弁を口にした宮里。今年のうちに悲願のメジャー初制覇は達成できなかったが、しっかりと前を見据えながら米女子ツアーのシーズン後半戦へ臨む。

 一方、初日から好調なゴルフを続け5位タイで最終ラウンドを迎えた上田桃子は、この日序盤からつまずいてしまう。出だし直後の2番パー4でバンカートラブルもあり5オン、1パットのダブルボギー。7番からバーディ、ボギー、バーディでなんとか踏ん張り前半を折り返すも、後半になると17番までバーディなしの3ボギーと完全に失速。最終18番で意地のイーグルを奪ったものの、大会4日目にして初のオーバーパーとなる2オーバー74とスコアを崩し、宮里と同じ通算2アンダー9位タイでの終戦となってしまった。

 その他日本勢では、有村智恵が通算2オーバー21位タイ。横峯さくらが通算4オーバー31位タイとなっている。

 なお、優勝はヤニ・ツェン(台)で通算11アンダー。2年前のLPGA選手権、今年のクラフト・ナビスコ選手権に続くメジャー通算3勝目を挙げた。

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