P.ミケルソンが2位タイキープ! タイガーは低迷続く
宿敵が低迷する中、自身にとって初の世界ランキングNo.1を目指すフィル・ミケルソン(米)が絶好のポジションを確保した。
WGCシリーズの今季第3戦ブリヂストン招待は現地時間6日、オハイオ州のファイアーストーンCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイの好発進を切っていたミケルソンが5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーと浮き沈みはあったものの2アンダー68にスコアをまとめ、通算6アンダーで首位と1打差の2位タイをキープした。
単独トップは通算7アンダーのレティーフ・グーセン(南ア)。ミケルソンと同じ2位タイにジャスティン・レナード(米)がつけ、通算5アンダー4位タイに初日首位のブッバ・ワトソン(米)、ボ・バン・ペルト(米)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)。さらに通算4アンダー7位タイにアダム・スコット(豪)、ルーカス・グローバー(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、ポール・ケイシー(英)ら6人が続いている。
一方、過去7度の優勝を誇るディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)はショット、パットともに精彩を欠き、3バーディ、5ボギーの2オーバー72。通算6オーバーまでスコアを落とし、72位タイに低迷している。このままの状態が続けがミケルソンに世界ランク1位の座を明け渡すことになるだけに、残り2日間の猛チャージが期待されるところ。
仮に今大会でミケルソンが優勝すれば文句なくNo.1の座はミケルソンのものに。勝たなくても単独4位より上の成績で、タイガーが38位以下なら逆転で世界ランク1位に浮上する。同ランク3位のリー・ウェストウッド(英)にも逆転No.1のチャンスはあったが、第2ラウンド終了時点で途中棄権したため、No.1奪還の可能性はミケルソンに絞られている。
そんな緊迫したライバルの争いを尻目に、単独トップに立ったのは今季優勝こそないもののすでにトップ10入り7回を数えるグーセン。「4番でボールに泥がついてセカンドショットを大きく外してボギーを覚悟したけど、アプローチが直接入ってくれてチップインバーディ。あれで流れが来た。ボギーだと思ったのにバーディは大きい」と、この日6つのバーディ(2ボギー)を奪い4アンダー66の好スコアをマーク。「これまでファイアーストーンCCではあまり良いプレーができていなかったけど、これで週末が楽しみになってきた」と語るグーセンが、昨年のトランジション選手権以来となるツアー通算8勝目を狙う。 (STATS-AP)