タイガーを選ぶ!? ライダーカップ米国主将は嘘つきか…
現地時間12日に開幕した全米プロゴルフ選手権(ウィスコンシン州、ウィストリング・ストレイツ)で今季最後のメジャータイトルに挑戦中のタイガー・ウッズ(米)だが、それとは別のことでも注目を集めている。
というのも、今年開催される欧米対抗戦ライダーカップ(10月1日〜3日/ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)に、米国チーム主将コリー・ペイビン(米)が「タイガーを主将推薦で選出する」と発言したとのニュースが今週火曜(10日)に伝えられたところ、翌日ペイビン本人がツイッターでこれを否定。「(推薦選手を発表する)9月7日までは絶対にそんなことは言わない」と、“つぶやき”で怒りをあらわにしたため騒動が起きているのだ。
一方、間違ったレポートをしたといわれたゴルフチャンネル側も「確かに彼はそう言った」と激しく反論。11日に行われた記者会見で、取材をしたジム・グレイ氏が「あんたは嘘つきだ!」と非難しペイビンに詰め寄るなど、一触即発の事態にまで発展している。
全米プロゴルフ選手権は、2年に1度の欧米対抗戦出場がかかるランキング(過去2年間の成績をポイント換算)にポイントを上乗せする最後のチャンス。例年ならランキング上位が当たり前のタイガーだが、昨年の左ひざ手術による休養と不倫スキャンダルからの出場自粛、さらにツアー復帰後の不振も重なり、現在は同ランキングで10位と厳しい状況だ。
ライダーカップ米国チームのメンバーは、ランキング上位8人と主将選出4人の計12人。タイガーが全米プロゴルフ選手権で好成績を挙げ、難なくメンバー入りを果たせば今回の騒動など過去の笑い話になるだろう。米国チームにとって、母国の勝利に貢献できる“強い戦士”の復活こそが重要なファクターとなるに違いない。 (STATS-AP)