タイガー、3打差暫定24位タイスタートに「ショットは良くなっている」
更新日:2010/08/13 11:22
掲載日:2010/08/13 11:16
今季最後のメジャーでタイガー・ウッズ(米)が、まずまずのスタートを切った。
現地時間12日に行われた全米プロゴルフ選手権第1ラウンド(ウィスコンシン州ウィストリング・ストレイツ)。比較的早い時間にティーオフしたタイガーは、スタートホールの10番から13番までに3つのバーディを奪取。いきなりリーダーボードを賑わせた。
だが15番でボギーを叩くと、折り返してからの2番ではバンカーを渡り歩いた挙句にパーパットを1メートルもショートしてボギー。7番もボギーとしイーブンパーに戻してしまうが、最終9番で意地を見せこの日4つ目のバーディ。1アンダー71でホールアウトし、暫定トップのアーニー・エルス(南ア)ら5人に3打差の暫定24位タイにつけた。
「アンダーパーが目標で、いいスタートを切れたときには60台が出るかと思ったけどダメだったね。でも9番でいいバーディが獲れて、アンダーパーで終われたから」と、久々にほっとした表情をのぞかせたタイガー。先週のWGC-ブリヂストン招待では、過去7勝を挙げている得意コースが舞台だったにもかかわらず、自己ワーストの通算18オーバーで“ブービー賞”の78位タイに終わったが「ショットはそれより良くなっている」と、徐々に復活の気配を感じているようだ。
スキャンダルでの戦線離脱以降自信を失いかけていたが、明るい表情が垣間見えるようになったタイガー。世界ランクNo.1陥落のピンチや、自力でのライダーカップメンバー入りなど、今大会にかかるものは数多くあるが、タイガー本人には15個目のメジャータイトルしか見えていないのかもしれない。