福嶋が首位堅守… 諸見里&有村4位タイに急浮上!
国内女子ツアーのCAT Ladiesは21日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日7アンダー『66』で単独首位発進を切っていた福嶋晃子がスコアを3つ伸ばし、通算10アンダーでトーナメントリーダーの座を守った。一方、初日34位タイと出遅れていたディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶが9バーディを奪う猛チャージを見せ、一気に優勝圏内まで浮上している。
連日のように続く猛暑が幾分和らいだこの日の箱根。午前8時00分に10番ティーからスタートした諸見里は、序盤の11番から連続バーディを奪う好調な滑り出し。15番、16番で再び連続バーディをマークすると、18番もバーディとして前半9ホールだけでスコアを5つ伸ばす。後半に入り1番バーディのあと連続ボギーを叩くが、そこから崩れることなく上がり4ホールで3つのバーディを重ね、第2ラウンドを9バーディ(2ボギー)の7アンダー66でホールアウト。前日の福嶋と同じ好スコアで通算7アンダー4位タイまで順位を上げた。トップと3打差で迎える最終ラウンドでは、大会連覇と今季初勝利を狙う。
また、諸見里とは正反対の1番ティー最終組でスタートした福嶋は、「私にとってパー4」と豪語する470ヤードの1番パー5でバーディを奪えずスタートダッシュに失敗。すると2番からまさかの3連続ボギーを叩き、ずるずると後退してしまう。ところが、ここからツアー通算23勝のベテランが本領を発揮。5番パー3でこの日初バーディをマークすると、8番まで怒涛の4連続バーディ。バックナインの10番、13番でもスコアを伸ばしリーダーボードを再浮上し、最終18番のバーディフィニッシュで単独トップに返り咲いた。
そんな中、福嶋と諸見里がマークした66を上回り、第2ラウンドでトーナメントレコードの8アンダー『65』をたたき出したのが有村智恵だ。インスタートのこの日は前半を3アンダーで折り返すと、後半最初の1番から2連続バーディ、さらに上がり3ホールを3連続バーディとしてホールアウト。8バーディを奪う一方で最後までボギーを叩かず、大会記録を更新するとともに初日の50位タイから諸見里と並ぶ通算7アンダー4位タイまで急上昇した。
その他、第1ラウンドで6バーディ、6ボギーと出入りの激しいゴルフを見せた横峯さくらだが、この日は一転して安定感のあるプレーを披露。前後半で2つずつバーディを奪い、ノーボギーの4アンダー69で初日の34位タイから通算4アンダー18位タイに順位を上げている。