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P.ハンソン、プレーオフ制し逃げ切りV!

更新日:2010/08/23 10:05
P.ハンソン、プレーオフ制し逃げ切りV!

 

 3人によるプレーオフにもつれ込んだ接戦は、ピーター・ハンソン(スウェーデン)がサドンデス2ホール目で5メートル強のパットをねじ込んで決着がついた。

 ライダーカップ出場を狙う選手たちにとって大事な一戦、欧州ツアーのチェコ・オープン(チェコ、プロスパーゴルフリゾート)は現地時間22日、最終ラウンドの競技を終了。前日後続に4打差をつけ独走態勢に入ったハンソンが優位に試合を進めるかと思われたが、出だし直後の2番から3連続ボギーを叩いたことで展開は一変。混戦模様となる中、通算10アンダーでホールアウトしたピーター・ローリー(アイルランド)とゲイリー・ボイド(英)に、ハンソンが16番のバーディでようやく追いついて、3人によるプレーオフが行われることに。

 3人ともにパーで迎えた2ホール目。ティーショットをフェアウェイウッドで刻んだローリーとボイドに対し、ドライバーで距離を稼ぎフェアウェイをとらえたハンソンが、ピンまで5メートル強のバーディチャンスをものにして、パーにとどまった2人を一蹴。今季2勝目を挙げ、今秋行なわれるライダーカップ出場に大きく前進した。

「今日はタフな1日だった。緊張していたのかな。16番のバーディでようやくプレーオフに進む権利を掴んで、こうしてトロフィを掲げることができた。僕にとってはとても意義のある優勝だ」と感慨深げに語った32歳のハンソン。

 大会直前まで出場するつもりはなかったが、月曜日に招待が届き、慌ただしくチェコ入りし試合に挑んだ。しかも「勝てばライダーカップのポイントランクで、メンバー入りするチャンスが生まれるかもしれないという状況で、目標を達成するのは本当に難しかった」と重圧があったことを打ち明ける。正式にポイントランクによるメンバー(ライダーカップ)が決定するのは1週間後だが、どうやらハンソンは自らの手で貴重な切符を手に入れたようだ。

 その他上位は通算9アンダー単独4位にアンソニー・ウォール(英)が入り、通算8アンダー5位タイにサイモン・ダイソン(英)とジュリアン・ギャリアー(仏)が食い込んだ。逆転Vが期待されたベテランのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)はスコアを1つ落とし、通算7アンダー7位タイに終わっている。

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