藍が完全Vで今季5勝目! 日米通算20勝&世界No.1返り咲き
更新日:2010/08/25 16:28
掲載日:2010/08/23 09:56
宮里藍が初日から首位の座を一度も譲ることなく、完全優勝で今季5勝目を挙げた。
米女子ツアーのセーフウェイ・クラシック(オレゴン州、パンプキン・リッジGC)は現地時間22日、最終ラウンドの競技を終了。単独首位からスタートした宮里がイーブンパー72で回りスコアを伸ばせなかったものの、通算11アンダーで後続に2打差をつけ見事優勝を飾った。同ツアーでのシーズン5勝は1987年に岡本綾子がマークした4勝を上回る日本人最多記録であり、今回の勝利で日米通算20勝(日本ツアー14勝/米女子ツアー6勝)を達成。さらに今大会後に発表される最新ロレックスランキング(女子世界ランキング)でも、約1か月ぶりにNo.1の座に返り咲くことが確実となっている。
最終日は現世界ランク1位のクリスティー・カー(米)と同2位の宮里が激しいデッドヒートを繰り広げた。通算11アンダーから出た宮里が前半で1オーバー、10番のバーディでイーブンに戻したものの、1つ前の組で回るカーが12番までにスコアを3つ伸ばし通算10アンダーで猛追する。その後17番までこう着状態となるが、最終18番でカーが痛恨の池ポチャからボギーとして通算9アンダー。ライバルが後退するのを尻目に宮里は最後まで我慢のゴルフを続け、日本人最多勝、通算20勝の大台、世界ランクNo.1奪還という数々の快挙を成し遂げた。
その他の日本勢は、この日10位タイスタートの上田桃子が4バーディ、7ボギーで3オーバー75を叩き通算2アンダー23位タイ。宮里美香も最終ラウンドで3オーバー75とスコアを崩し、通算3オーバー55位タイで大会3日間の競技を終えている。