米ツアーの美女ゴルファー、「謎の死」は自殺と断定
宮里藍が先日シーズン5勝目を挙げた米女子ツアー。そこで今年5月まで戦っていた美女ゴルファー、エリカ・ブラスバーグ(米)が25歳の若さで「謎の死」を遂げた事件について、彼女の自殺であったことが明らかとなった。
現地時間5月9日にネバダ州ラスベガス郊外にある自宅で急死したブラスバーグについては、有事から1か月以上経過してもその死因が捜査当局から発表されず、巷では他殺か自殺かという論議を呼ぶなど様々な憶測が流れていた。そんな中、今週火曜(24日)に地元クラークカウンティの検死官オフィスがブラスバーグの死は自殺だったと断定。「美女ゴルファー、謎の死」事件にようやく決着がつく形となった。
検死官オフィスによると直接の死因は窒息死で、遺体が発見された際にブラスバーグはビニール袋を頭から被った状態だったという。また、彼女の体中から有害レベルの鎮痛剤や抗不安剤などが検出されたことも明らかとなった。捜査当局は、遺体の第一発見者でありながら彼女の遺書などを持ち去ったとされる主治医のトーマス・ヘス氏に事情を聞く方針であるという。なお、ヘス氏の代理人は近々氏本人が出頭するという見解を示しているが、ブラスバーグの死亡に何らかの関わりを持つ可能性については否定的な態度を取っている。
南カリフォルニア出身のブラスバーグはアマチュア時代から将来を嘱望された存在で、04年にプロ転向するとフューチャーズツアー(LPGA下部ツアー)で1勝を挙げ、05年からLPGAツアーに昇格。抜群のスタイルと端麗な容姿も相まって人気は高かったものの、最高位は08年シーズン開幕戦SBSオープンでの8位タイと成績はふるわなかった。死の直前には宮里藍が優勝したトレス・マリアス選手権(4月29日〜5月2日)に出場し44位タイに入っていた。 (STATS-AP)