M.ウィー堅首で上位に人気者ズラリ！　藍も17位タイ浮上

　ギャラリー人気No.1のミッシェル・ウィー（米）をはじめ、ツアーを代表するトッププレーヤーがリーダーボード上位に集結した。

　現地時間27日に行われた米女子ツアーのCNカナディアン女子オープン（カナダ、セントチャールズCC）第2ラウンド。初日ホールインワンを決めて首位発進を切っていたウィーが4バーディ、1ボギーの3アンダー69をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位の申智愛（韓）に3打差をつけ単独トップの座をキープした。また、メジャー制覇の最年少記録を持つモーガン・プレセル（米）が7バーディ（1ボギー）の猛攻で通算6アンダーとし、ディフェンディングチャンピオンのスーザン・ピーターセン（ノルウェー）と並び3位タイに浮上。さらに毎週のように優勝争いを演じているナ・エン・チョイ（韓）が通算5アンダー5位タイの好位置につけている。

　昨年のロレーナ・オチョア招待以来のツアー通算2勝目を狙うウィーはドラマチックな展開だった初日から一変、2日目は我慢のゴルフを強いられた。それでもミスを最少限に抑える内容に本人は「昨日ほど上手くいかなかったけど、ベストを尽くした」と納得の口ぶり。前日エースを奪った11番パー3でこの日唯一のボギーを叩いたことに関しては「ギャラリーの方々が凄く期待していたのが分かった。『今日もまた！』と思って頑張ったけど生憎のボギー。皆さんをがっかりさせてしまったわ…」と反省しきり。だが後続に3打差をつけ依然優位に立ってることに変わりはない。「しばらくツアーで勝っていないので勝ちたい気持ちでいっぱい。今できるのは全力を尽くすことだけ」と、目標はあくまでも昨年11月以来のツアー通算2勝目だ。

　一方、初日63位タイと出遅れていた宮里藍は3バーディ、1ボギーの2アンダー70と持ち直し、通算イーブンパーまでスコアを戻して17位タイに浮上。難なく予選を通過して世界ランク1位の貫禄を見せつけた。その他、宮里美香が1アンダー71とスコアを伸ばし通算4オーバー59位タイでカットラインぎりぎりながら予選突破。上田桃子は1オーバー73とスコアを落とし、通算6オーバーで決勝ラウンド進出を逃した。また、今季メジャー2勝のヤニ・ツェン（台）がカットラインに1打及ばす予選で姿を消す波乱が起きている。