欧州ツアーでモリナリ兄弟初の直接対決!
欧米決戦ライダーカップの出場メンバーを巡る熾烈な戦い、欧州ツアーのジョニーウォーカー選手権(スコットランド、グレンイーグルス・ホテル)は現地時間28日に第3ラウンドを終え、フランセスコ&エドアルドのモリナリ兄弟(伊)がリーダーボードの上位を独占した。
ともに首位に3打差の7位タイから3日目をスタートしたモリナリ兄弟の弟・フランセスコが4アンダー68をマークし、通算10アンダーで単独トップに躍り出ると、兄のエドアルドも負けじと3アンダー69で回り、弟に1打差の単独2位に浮上。かねてから「兄弟で優勝争いをしたい」と語っていた2人の念願が叶い、最終日最終組の直接対決が実現することになった。
06年地元で行われたイタリアン・オープン以来となる優勝でツアー通算2勝目を狙うフランセスコは「絶対に勝ちたい。4年半ぶりの優勝はノドから手が出るほど欲しい。今日はトリッキーな風が吹いていたけど、全体的に安定していた。特にパットの調子が良い」と、初の兄弟対決へ意欲満々だ。
一方のエドアルドも「今日は良いプレーができた。ほぼすべてのフェアウェイとグリーンをとらえることができたし、バーディチャンスも沢山つくれた。正直負ける気がしない」と自信たっぷり。ポイントランクまたは欧州チーム主将コリン・モンゴメリー(スコットランド)の推薦によるライダーカップ出場をほぼ手中に収めているモリナリ兄弟だが、選考対象最後の試合で優勝し同カップへの切符を確定させるに越したことはない。果たして兄弟対決を制するのは兄か弟か…?
その他、通算8アンダー3位タイにもライダーカップ出場を目指すサイモン・ダイソン(英)が続いているが、有力候補のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)は通算7アンダー8位タイで、ピーター・ハンソン(スウェーデン)は通算3アンダー32位タイ。また、前日トップタイのルーキー、ジュリアン・ゲリエ―ル(仏)はスコアを1つ落とし、通算8アンダーでダイソンらと並び3位タイに後退。同じく首位タイからスタートしたルーキーのゲーリー・ボイド(英)は通算7アンダー8位タイにつけている。