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M.ウィーと申の一騎討ち! 藍20位タイ、美香26位タイ浮上

更新日:2022/10/26 00:57
M.ウィーと申の一騎討ち! 藍20位タイ、美香26位タイ浮上

 

 初日から単独首位を快走するミッシェル・ウィー(米)がタフなコンディションのムービングデーにスコアを伸ばせず、最終日は世界ランク4位の申智愛(韓)と“一騎討ち”になりそうだ。

 現地時間28日に行われた米女子ツアーのCNカナディアン女子オープン(カナダ、セントチャールズCC)第3ラウンド。晴天に恵まれた予選ラウンドとは打って変わり、降雨の中での決戦となったこの日、ウィーは3バーディ、3ボギーのイーブンパー72にとどまりながら通算10アンダーでトップの座をかろうじてキープ。しかし、ラウンド後半3つのバーディを奪って追い上げた申に同スコアで並ばれ、最終ラウンド最終組はウィー vs. 申の激突になることが決まった。

 後続は首位の2人に4打差離され、通算6アンダー3位タイにディフェンディング・チャンピオンのスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、ナ・エン・チョイ(韓)、リー・ジヨン(韓)。雨の中5アンダー67の好スコアをマークしたカトリオーナ・マシュー(スコットランド)が通算5アンダー6位タイに浮上した。さらに通算4アンダー9位タイにポーラ・クリーマー(米)とモーガン・プレセル(米)がつけている。

「今日もチャンスにパットを決めることができなかった。その分、明日(パットが)入ってくれれば良いんだけど…」と、トーナメントリーダーの座を守っても納得のいかない表情のウィー。雨で下が濡れてボールが転がらず、前日までとは違う戦略を強いられたのも苦戦の要因の1つだが、この日彼女を最も苦しめたのが“蚊”だ。「もの凄い数の蚊が出現して、プレーに集中するのが本当に難しかった」と辟易した様子。これはウィーに追いついた申も同じで「蚊の大群が私を殺そうとしたんです!(苦笑)」とおどけながらも、深刻な状況であったことを打ち明けた。

 昨年11月以来のツアー通算2勝目を狙うウィーは「明日は勝つとか負けるとか、そんなことは考えていない。とにかく今日よりも良いプレーがしたい。他のことは気にせず自分のゴルフに集中したい」と、悲愴な決意を口にした。対する申は「ミッシェル(ウィー)も調子が良さそうだし、きっと楽しい優勝争いになりそう」と余裕のコメント。勝利の女神が微笑むのは果たして…?

 日本勢では、初日出遅れながら2日目盛り返し17位タイから第3ラウンドをスタートさせた宮里藍が3バーディ、2ボギーの1アンダー71とスコアを伸ばしきれず、通算1アンダー20位タイまで順位を下げた。先週の優勝で世界ランクNo.1に返り咲いたばかりの宮里藍だが、わずか1週間での陥落を防ぐためにも、最終日はできる限りの上位進出を目指す。また、宮里美香はノーボギーの4アンダー68をマークし、通算イーブンパーで前日の59位タイから26位タイに浮上。上田桃子は予選で姿を消している。

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