遼、最悪スタートもリカバリー! 3日目は先輩・薗田と最終組
国内男子ツアーのフジサンケイクラシックは3日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。単独首位でスタートした石川遼は出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばせず、イーブンパー71、通算5アンダーで2位タイに後退した。2位タイでスタートしたツアー未勝利のH.リー(米)が3アンダー68、通算7アンダーで単独首位に浮上。薗田峻輔が3アンダー68で回り、石川と並ぶ2位タイにつけている。
インスタートの初日はインでスコアを伸ばし、アウトで足踏みした石川。アウトからのスタートとなったこの日も同様に、アウトで苦しんだ。出だしの1番でいきなりのダブルボギースタートとなった石川は、3番パー5でも2オンに成功しながら4パットでボギー。4番でバーディを奪ったが続く5番でボギー、6番で再びバーディとするも7番でまたもボギー。文字通り出入りの激しいゴルフになり、全く波に乗ることができずスコアを3つ落として前半を折り返した。
しかし、前日に猛攻を見せたバックナインで石川は勢いを取り戻す。11番、12番で連続バーディを奪うと、14番でも難しいアプローチを見事に寄せてここもバーディ。この日のスコアをイーブンに戻した。その後は続けざまにバーディチャンスがありながら決め切れなかったものの、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギー、イーブンパー71にまとめて通算5アンダーでラウンドを終えた。
また、石川の高校時代の先輩として知られ、今季からプロに転向して大躍進を遂げている薗田は、9位タイからスタートして3アンダー68をマーク。スコアを通算5アンダーとして石川に並び、第3ラウンドは石川と共に最終組で回ることになった。
その他、キラデク・アフィバーンラト(タイ)と貞方章男が通算4アンダーで4位タイ。国内きっての飛ばし屋として知られる額賀辰徳が6アンダー65の好スコアをマークして通算3アンダーとし、6位タイに急浮上を遂げた。池田勇太は2アンダー69、通算2アンダーで11位タイとしている。