46歳M.A.ヒメネスが今季3勝目王手
更新日:2011/01/05 18:19
掲載日:2010/09/05 11:30
46歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)がイタリア勢を一歩リード。今季3勝目に王手をかけた。
欧州ツアーの伝統の一戦、オメガ・ヨーロピアン・マスターズ(スイス、クラン・シュル・シエール)は現地時間4日、第3ラウンドを行なったが、ムービングデーながら上位勢に大きな変動はなし。前日あわや50台の快調なゴルフで単独トップに躍り出たヒメネスが、この日も3つスコアを伸ばし、通算17アンダーで首位の座をキープした。
3打差の単独2位に2週連続優勝を狙うエドアルド・モリナリ(伊)が続き、通算13アンダー3位タイにツアー最年少優勝を目指す17歳のマッテオ・マナッセロ(伊)とスティーブ・ウェブスター(英)がつけている。
首位を守ったもののヒメネスは10番のフェアウェイで痛恨のミスを犯している。スプリンクラーのすぐ脇に止まったボールをプリファードライ(拾い上げてプレースしても良いライ)と勘違いしてピックアップしてしまう。しかしすぐにそうではないことに気付いて元あった場所に戻したが、ルールに抵触する行為に1打罰が与えられ、本来なら67のところ68でホールアウト。「いったい何てことをしたんだという自分を責める気持ちだけれど、それ以外のプレーには満足している。3打差はかなりのアドバンテージだからね」と気持ちは明日に向いている。
ヒメネスが勝っても、モリナリが勝っても、来月上旬に行なわれる欧米チーム対抗戦ライダーカップメンバーの優勝となり、ヨーロッパを挙げてのビッグイベントに弾みがつくことは必至。一方、マナッセロが勝利すれば欧州ツアーの層がさらに厚くなることを意味する。残り18ホール、勝負の行方から目が離せない。(STATS-AP)