ライダーカップ米国メンバー決定! タイガー、R.ファウラー選出
2年に1度の名誉をかけた欧米決戦の戦士が決まった。
現地時間7日、10月のライダーカップ(1〜3日/ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)米国チームのコリー・ペイビン主将がニューヨークで会見を行い、主将推薦の4選手を発表した。
世界ランクNo.1ながら、昨年の左ひざ手術による休養と不倫スキャンダルによる出場自粛で今季序盤戦を欠場したタイガー・ウッズ(米)は、ランキング(過去2年間の成績をポイント換算)でチーム入りすることはできなかったが、無事選出された。その他では、予想通りザック・ジョンソン(米)、スチュワート・シンク(米)のメジャー王者2人も選ばれたが、残り1人は関係者の予想とは大きく違っていた。
発表直前のプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権で最終日に9アンダー62を叩き出して優勝し、チーム入りに大きな意欲をのぞかせていたチャーリー・ホフマン(米)は落選。代わりに21歳のルーキー、リッキー・ファウラー(米)が戦士の1人に選ばれた。
「12人のメンバーたちの目標はただひとつ。ウェールズでのライダーカップ勝利にトライすることだ」と、言い切ったペイビン主将。ファウラー選出は意外だっただけに質問が相次いだが「彼は十分にメンバーとなる価値がある。チーム入りできる可能性を持つ男たちがたくさんいたけど、最後はフィーリングに任せた。リッキーにいいフィーリングを感じたんだ。彼はアマのライダーカップと言われるウォーカーカップで7勝1敗の実績を持ついい選手。若いけれど国際試合での経験も豊富で、鋭いプレーもするし賢い頭脳も持っている」と、その理由を語った。
タイガーを選出しないことを考えたかと尋ねられ「全然考えなかった。ただ復活を待って見ていただけ。望んでいたポイントでのメンバー入りはできなかったけど、調子はよくなっているからね」と、メジャー14勝の男を大切なポイントゲッターとして計算していることも明かした。
なお、ランキングによりすでに決定している米国メンバーは、フィル・ミケルソン、ハンター・マハン、ジム・フューリック、スティーブ・ストリッカー、ジェフ・オーバートン、ブッバ・ワトソン、ダスティン・ジョンソン、マット・クーチャーの8人となっている。