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さくら、日本タイトル初獲得へ2位タイ浮上! 単独首位に藤田

更新日:2010/09/10 20:13
さくら、日本タイトル初獲得へ2位タイ浮上! 単独首位に藤田

 

 国内女子ツアーの今季公式戦第2戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(奈良・グランデージゴルフ倶楽部)は10日に第2ラウンドの競技を行い、単独2位スタートの藤田幸希が4アンダー68をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。そんな中、自身初の“日本タイトル”を狙う昨季賞金女王の横峯さくらが通算5アンダーまで伸ばし、初日の7位タイから2位タイへと順位を上げている。

 この日インスタートの横峯は10番パー5で幸先良くバーディ発進。さらに13番からの3連続パー4で全てバーディを奪いリーダーボードを浮上する。そのあと17番と後半最初の1番でスコアを落とすも4番パー5をきっちりバーディとすると、8番パー5でも約10メートルのバーディパットを沈めるなど、ロングホールで確実にバーディを奪う堅実なプレーを展開。結局6バーディ、2ボギーの4アンダー68でホールアウトし、首位と4打差ながら2位タイの好位置で決勝ラウンドへ進むことになった。

 これまでの横峯は06年、09年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで国内メジャー2勝を挙げているが、日本女子プロゴルフ選手権大会と日本女子オープンゴルフ選手権競技での優勝経験はなし。昨年の日本女子オープンでは通算11アンダーで宋ボベ(韓)と並びプレーオフへ持ち込むも、1ホール目で早々に敗れ去り涙をのんでいる。「(この2大会で)今まで優勝がないのはメンタルの弱さのせい。もし今大会で優勝できれば自分の成長を実感できる」と語る横峯。2年連続賞金女王に輝くためにも、今大会で念願の日本タイトル初戴冠を成し遂げたいところだ。

 一方、初日で単独首位に立っていたディフェンディン・チャンピオンの諸見里しのぶだが、この日は一転して苦しいゴルフを強いられる。前半5番でバーディを先行させるも8番、9番でティーショットを曲げるトラブル。ここで連続ボギーを叩き後退すると、後半も1つスコアを落として2オーバー74。「昨日は満点だったけど、今日は自分に負けた部分がある」と通算4アンダーの4位タイまで順位を下げてしまった。それでも「決勝ラウンドではどんどんピンを攻める大胆なゴルフがしたい」と、実に33年ぶりの日本女子プロゴルフ選手権連覇の偉業へ意欲を見せている。

 その他上位陣は、横峯と同じ2位タイに茂木宏美がつけ、北田瑠衣が通算4アンダーで諸見里と並び4位タイ。以下、有村智恵(通算1アンダー12位タイ)、飯島茜(通算1オーバー25位タイ)、上田桃子(通算4オーバー38位タイ)らが決勝ラウンド進出を決め、左ひじの故障からツアー復帰2戦目の大山志保(通算7オーバー57位タイ)もカットラインぎりぎりで予選突破を果たした。

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