宮里美香が自己最高3位フィニッシュ! 藍も伸ばして9位タイ
宮里美香が最終日に目の覚めるようなバーディラッシュを披露し、米女子ツアー自己最高位でフィニッシュした。
同ツアーのP&G NWアーカンソー選手権(アーカンソー州、ピナクルCC)は現地時間12日、最終ラウンドの競技を終了。この日12位タイからスタートした宮里美が9バーディ、1ダブルボギーの7アンダー64をマークし、通算10アンダー単独3位に食い込んだ。また、宮里藍も4つスコアを伸ばして通算6アンダー9位タイ。日本勢2人がトップ10に入り、宮里美は同ツアーでの自己最高成績を収めた。なお、優勝はヤニ・ツェン(台)で通算13アンダー。
宮里美は出だしの1番、2番で連続バーディを奪う絶好の立ち上がり。5番バーディとした直後の6番でダブルボギーを叩くも、8番から再び連続バーディですぐさまミスを帳消しにする。さらに後半最初の10番、11番でもスコアを伸ばし、ハーフターンをはさんでなんと4連続バーディ。この時点で通算8アンダーまで伸ばし首位争いに加わると、16番パー4ではグリーン横からの3打目を直接カップインさせ優勝も狙える位置へ。
そしてバーディラッシュの締めくくりは最終18番パー5。ここでは3打目をピン奥に落とし、バックスピンで1.5メートルに寄せる。有終のバーディパットも難なく沈め通算10アンダーでホールアウト。しかし、最終組で通算13アンダーまで伸ばしたツェンに及ばず、米女子ツアー参戦2年目にして念願の初優勝を手にすることはできなかった。それでも、最終成績単独3位は昨年のLPGAコーニング・クラシックで記録した単独4位を上回る自己ベスト。今季ツアーは残り7戦となっているが、終盤戦に向けて期待が持てる結果となった。
一方、宮里藍もこの日は好調なゴルフを展開。前半を2バーディ、1ボギーで折り返すと、バックナインはボギーなしの3バーディで4アンダー67をマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、前日の22位タイから9位タイに順位を上げ3日間の競技を終えた。
なお、第2ラウンドを終えて単独首位に立っていたミッシェル・ウィー(米)は最終日2アンダー69にとどまり、通算12アンダーの2位となっている。