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タイガー、プレーオフシリーズ敗退! 優勝はD.ジョンソン

更新日:2022/10/26 00:57
タイガー、プレーオフシリーズ敗退! 優勝はD.ジョンソン

 

 ディフェンディング・チャンピオンのタイガー・ウッズ(米)が得意のトーナメントの最終日にチャージならず、プレーオフシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権進出を逃した。

 フェデックスカップポイントランク上位70名が出場して行われた米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権(イリノイ州、コグ・ヒルGC)は現地時間12日に最終ラウンドの競技を終了。22位タイからスタートしたタイガーは前半短いパットを外すなど8番までに3つのボギーを叩き後退したものの、9番のバーディで息を吹き返し、14番、15番、17番でバーディ。1アンダー70で最終日のプレーを終えた。

 しかし、前日「『61』か『62』を出して優勝を狙う」と逆転に望みを繋いでいたタイガーの野望は序盤のつまずきで早々に崩れ去り、昨年通算19アンダーで圧勝した大会で通算1アンダー止まり。15位タイで終戦し、フェデックスカップポイントランク42位とトップ30に出場が許されるザ・ツアー選手権出場へ駒を進めることはできなかった。

「なるようにしかならないのだから仕方ない。今シーズンは序盤調子が悪くて、中盤も悪いまま。でもここに来て徐々に良くなりつつある。特にスイングに関しては手応えを感じている。あとはショートゲームを磨いてゴルフの状態を底上げしたい」とタイガー。悔しさはもちろんあるが「今後が楽しみ。ライダーカップまでに新コーチのショーン(・フォーリー氏)と自宅で誰にも邪魔されずに練習に打ち込みたい」と前を向いた。

 優勝したのは、今年の全米プロ最終日に2打罰(バンカー内でクラブを接地させたため)を受け悲劇の人となったダスティン・ジョンソン(米)。中盤までポール・ケイシー(英)が5バーディを奪って単独トップに立っていたが、13番から3連続ボギーで後退する中、17番でイーグルかと思わせる絶妙なショットでバーディを奪ったジョンソンが通算9アンダーでケイシーを逆転。最終ホールを2パットのパーで締めくくり、今季2勝目をゲットした。

「全米プロの件もあったけど、諦めずに精進した甲斐があった。苦労が報われた」と喜んだジョンソン。フェデックスカップポイントランクでは2位に浮上し、ザ・ツアー選手権の成績次第でフェデックスカップ王者も夢ではなくなった。

 その他上位陣は、1打差の2位にケイシーが入り、2日以降3日連続69で回った崔京周(韓)が通算6アンダーでケビン・ナ(米)、マット・クーチャー(米)、ライアン・ムーア(米)と並び3位タイ。最終日をタイガーと同組で回ったフィル・ミケルソン(米)は通算4アンダー8位タイとなっている。

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