横峯さくら、自身初の大会連覇へ首位タイスタート!
国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックは17日、愛知県の南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらが1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークし、米山みどりと並び首位タイスタートを切った。
この日の横峯は4番までパープレーと序盤は無難な立ち上がり。迎えた5番のロングホール、持ち前の豪快なドライバーショットから「セカンドが狙える位置でラッキーだった」と2オンに成功する。このチャンスで3メートルのイーグルパットを沈め、国内ツアーでは6月のリゾートトラストレディス最終日以来3か月ぶりとなるイーグル奪取。これで一気に波に乗ると、7番、8番をバーディとした後の9番では5メートルをねじ込み圧巻の3連続バーディを奪う。
前半9ホールをボギーなしの5アンダーで回り早くも単独首位に浮上すると、13番でもスコアを伸ばし後続に3打差をつけ独走状態へ。そして美浜の名物ホール、477ヤードの15番パー5。昨年大会の最終日ではティーショットを曲げ、木の枝にボールが引っかかるアクシデントに見舞われた横峯だが、今年はきっちりフェアウェイキープ。残り200ヤードで果敢に2オンを狙うもボールはグリーン手前のラフへ転がる。ここでつま先上がりの難しいアプローチをピンそば50センチに寄せると、確実にバーディパットを決めて7アンダー。自己ベストの8アンダー『64』も見えてきたところだったが、最終18番で痛恨のボギーを叩き結局6アンダー66でホールアウト。終盤スコアを伸ばした米山に並ばれてしまった。
それでも、初日首位タイスタートは優勝した5月のフンドーキンレディース以来今季2度目。国内ツアー通算16勝を挙げながら過去に大会連覇の経験はゼロという横峯が、これまで幾度となく跳ね返されてきた“連覇の壁”を打ち破るべく、絶好のスタートダッシュを生かして自身初の大会連覇を目指す。
その他上位陣は、トップ2人と1打差の3位タイに甲田良美、宋ボベ(韓)、金ナリ(韓)。不動裕理が4アンダー68で回り単独6位につけ、諸見里しのぶ、上田桃子、服部真夕ら8人が3アンダー69で7位グループを形成している。