遼、22位タイ後退… 薗田が4位タイ急浮上!
国内男子ツアーのANAオープンは17日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に第2ラウンドの競技を行い、初日8位タイの好スタートを切っていた石川遼が出入りの激しいゴルフで1オーバー73。19歳の誕生日という節目のラウンドで屈辱のオーバーパーを喫し、通算1アンダーの22位タイまで後退してしまった。一方、タイ出身の21歳キラデク・アフィバーンラトが69-68と2日連続60台をマークし、通算7アンダー単独首位に浮上している。
石川は2番で幸先良くバーディを先行させるも3番でボギー。5番ロングホールで2オン成功からバーディを奪うも8番ショートホールで再びボギーと、なかなかスコアを伸ばせず苦しい展開。後半最初の10番ではティーショットを左に曲げ、さらに2打目をバンカーに打ち込むトラブルでダブルボギーを叩いてしまう。最後までショットの乱れを修正できず、第2ラウンドは4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73。前日18歳最後のラウンドで自身も納得のプレーを見せながら、一夜明けたこの日は19歳の“ほろ苦バースデー”となった。
対照的に、石川の高校の先輩・薗田峻輔が第2ラウンドで猛チャージ。2番、3番連続バーディ、5番、6番で再び連続バーディを奪い一気にリーダーボードを駆け上がると、7番パー4では2打目を直接カップインさせるチップインイーグルを披露。前半9ホールだけで6つスコアを伸ばし、後半失速するもこの日ベストスコアタイとなる5アンダー67をマークした。順位も初日の50位タイから通算4アンダー4位タイへジャンプアップしている。
上位には首位と1打差の2位に貞方章男、さらに1打差の3位にジェイ・チョイ(米)が続き、薗田と同じ4位タイに原口鉄也ら4人。以下、池田勇太が通算3アンダー8位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの谷口徹が通算イーブンパー35位タイ、現賞金ランク2位の藤田寛之が通算1オーバー46位タイにつけている。なお、初日単独首位の河井博大は5オーバー77と崩れて通算イーブンパー35位タイに順位を下げた。