フェデックスカップ、トップ10の顔触れとは…?
米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(現地時間23〜26日/ジョージア州、イーストレイクGC)ではジム・フューリック(米)が優勝を飾り、フェデックスカップ王座にも輝いた。大会優勝賞金の他に1,000万ドル(約8億4,000万円)のビッグボーナスを手にしたフューリックだが、フェデックスカップのポイントランクは最終的にどう推移したのだろうか?
トップはもちろんフューリックで2,980ポイント。そしてわずか252ポイント差の2位となったのが、プレーオフ最終戦にポイントランクNo.1で進出してきたマット・クーチャー(米)だ。仮にフューリックがザ・ツアー選手権で2位以下の成績、もしくはフィーリック優勝でも自身が5位以上の成績を収めればNo.1をキープしてフェデックスカップを獲得していた。だがクーチャーはザ・ツアー選手権で25位タイに沈み、自らの不調で王者への夢が断たれてしまったのだ。
ポイントランク3位に入ったのはザ・ツアー選手権で単独2位に食い込んだルーク・ドナルド(英)。以下、4位チャーリー・ホフマン(米)、5位ダスティン・ジョンソン(米)、6位ポール・ケイシー(英)、7位スティーブ・ストリッカー(米)、8位ジェイソン・デイ(豪)、9位アーニー・エルス(南ア)、10位レティーフ・グーセン(南ア)がそれぞれ入っている。
ポイントランク10位でザ・ツアー選手権に乗り込んできたフィル・ミケルソン(米)は、優勝すれば逆転でのフェデックスカップ王者も見えていたが、最終日にスコアを大きく落とし22位タイで終戦。ポイントランクでも13位に後退し、自身初となる世界ランク1位の座もお預けとなった。
世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米)が出場権を逃し、ミケルソンが優勝争いから遠ざかった今年のプレーオフ最終戦、ザ・ツアー選手権。引退した女子ゴルフの元世界女王アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が「賞金の大きさばかりが目立って(試合展開には)全然ワクワクできなかった」とツイッターで辛辣なコメントをしたように、最終日は天候も悪く今ひとつ盛り上がりに欠けたのも事実だった。