秋シリーズ開幕戦、サバイバルレースが白熱

　来季の米男子ツアー出場権をめぐるサバイバルレースが佳境に入っている。

　ジム・フューリック（米)の年間優勝でプレーオフシリーズを終えた同ツアーは、現地時間30日からのバイキング・クラシック（ミシシッピ州、アナンデールGC）から5試合のフォールシリーズが開幕。シーズン終了後の賞金ランク125位以内に入ったものだけが獲得できる来季の出場権争いが繰り広げられることになる。

　ボーダーライン上の選手たちにとっては一瞬の油断も許されない戦い。ツアー3勝で2007年プレジデンツカップのメンバー、ウッディ・オースティン（米）は現在賞金ランク120位。2007年ウォーカーカップメンバーで昨年は賞金ランキング70位だったウェブ・シンプソン（米）は同121位。36歳のベテラン、ジョー・オギルビー（米）は同123位でいずれもQスクール行きを免れようと、必死でプレーすることになりそうだ。一方、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）は同122位だが、昨年のザ・プレーヤーズ選手権優勝で2014年までシードが確定しているため安泰。

　日本勢で唯一出場の今田竜二は現在賞金ランキング108位につているが、下位からの突き上げもあるため重圧のかかるフォールシリーズ開幕戦となりそうだ。