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ライダーカップ、欧州が大攻勢! 米国は奇跡の再来目指す

更新日:2022/10/26 00:57
ライダーカップ、欧州が大攻勢! 米国は奇跡の再来目指す

 

 大会初日が荒天中断の影響で日没サスペンデッドとなり、変則スケジュールで行われている今回のライダーカップ(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)は現地時間3日、サスペンデッドとなっていた第3セッションのフォーボール(2人1組で良い方のスコアを採用)2マッチとフォーサム(2人が1つのボールを交互に打つ)4マッチの続きを行い、第2セッション終了時点でポイント6-4で劣勢に立たされていた欧州チームが計6マッチを5勝1分で大勝し米チームを逆転。9.5対6.5と3ポイントのリードを奪った。引き続きシングルマッチが行われる予定だったが、状況を配慮し各チーム12名が1対1で相見える12マッチは翌月曜日(4日)に順延となった。

 コリー・ペイビン米チーム主将は「再逆転に向け、明日は盛大なカムバックをする」と宣言。「今日はヨーロッパの日だったが、アウェイでの戦いの中で我々のチームもよくやっている。心から誇りに思う。明日は99年の逆転劇を再現する」と逆転勝利に意欲を見せた。アメリカのブルックリンで行われた99年大会は、2日目を終え10対6と欧州が大差でリードし米国チームは絶体絶命のピンチを迎えたが、ベン・クレンショー主将のもと、シングルマッチで大逆転。14.5対13.5の僅差で勝利をもぎ取った。

 しかし、99年の再現をするには今大会未勝利のアメリカのエース、フィル・ミケルソンの復活が不可欠。ここまで米チームの稼ぎ頭は2ポイントを獲得しているタイガー・ウッズ、スティーブ・ストリッカー、スチュワート・シンク、マット・クーチャーの4人で、他のメンバーは少なくても引き分けの0.5ポイントを獲得しているが、ミケルソンとダスティン・ジョンソンの2人は全敗の0ポイント。心配されたタイガーがストリッカーとの名コンビでチームに貢献しているだけに、ミケルソンはピーター・ハンソン(スウェーデン)とのシングルマッチで何としてもポイントをゲットしたい。なお、タイガーは第8マッチでフランセスコ・モリナリ(伊)と対戦する。

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