次期ライダーカップ主将に色気見せるJ.M.オラサバル
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/06 10:34
マスターズ2勝のホゼ・マリア・オラサバル(スペイン)が、2012年に行われる次のライダーカップ欧州チーム主将の座に、早くも意欲をのぞかせている。
第38回ライダーカップは激戦の末に欧州チームが勝利を収め、オラサバルも副主将としてコリン・モンゴメリー主将(スコットランド)を支えた。過去7回メンバーとしてチームに貢献し、31戦18勝の実績を持つオラサバルは、前回ニック・ファルド主将(英)の時にも副主将を務めており、次期主将の最有力候補なのは間違いない。
大会終了後、そのことについて問われると「答えは『イエス』しかない」と即答したが、自らの健康次第というニュアンスも匂わせている。「選手としてもメンバー選考過程でみんなと一緒にプレーすることが必要だ。だから唯一、クエスチョンマークがつくとすれば自分の健康問題だけなんだ」。44歳のオラサバルは長年リウマチに悩まされており、その点を唯一の不安として上げている。
もちろん、大会に対する思いは誰にも負けない。「いつも言っているように、ライダーカップは特別。ユニークなイベントだし、そこに参加していられるのはすばらしいことだ」と、熱く語った。
今後、主将をすることはないと認めたモンゴメリーは「(オラサバルは)自分と同じくらいたくさんの経験を持っているし、きっと自分よりいい仕事をするだろう」と話しており、他の選手たちにも異存はなさそうだ。
母国スペインには、今大会直前にも電話で戦士たちを励ました英雄セベ・バレステロスがいる。セベは現在脳腫瘍との戦いを続けているが、かわいい後輩のオラサバルが次期主将に決まれば最高の薬になるに違いない。