R.コクランがコース新で奪首! 尾崎8位タイ
ここ3試合で2勝と目下絶好調のロス・コクラン(米)がコースレコードでメジャー最終戦をリードした。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー最終戦、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権(メリーランド州、TPCポトマック at アヴネル ファームズ)は現地時間8日、第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイにつけていたコクランが出だし5ホール連続バーディの猛攻でコース新の6アンダー64をマーク。通算6アンダーとし、前週レギュラーツアーで優勝争いを演じたマイケル・アレン(米)に1打差をつけ単独トップに躍り出た。通算4アンダー3位にマーク・オメーラ(米)が続いたが、初日単独トップのトム・カイト(米)はスコアを伸ばせず、通算3アンダーでジェフ・スルーマン(米)と並び4位タイに後退した。
「出だしの5連続(バーディ)は爽快だったね」と自画自賛のコクランは、ここ出場3試合で2勝を挙げ、現在賞金ランク3位につけるなどノリに乗っている。賞金ランクトップのベルンハルト・ランガー(独)は通算4オーバーで27位タイに低迷しており、賞金ランク2位のフレッド・カプルス(米)は持病の腰痛が悪化し途中棄権を表明。こうなるといやが上にもコクランのメジャー初制覇に期待がかかるというものだ。
一方、初日2位タイの好発進を切っていた尾崎直道は第2ラウンドで苦戦。3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバー72とスコアを落とし、通算イーブンパーで8位タイに後退した。だが難コンディションに各選手ともスコアメイクに苦労しており、明日以降の踏ん張りによってはまだまだ優勝が狙える位置。大会前には兄・将司の世界ゴルフ殿堂入りという嬉しいニュースも飛び込んできており、尾崎家の三男としてレギュラーツアー時代からの夢、アメリカ1勝を実現したいところだ。