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今田竜二、米ツアー2勝目へ3打差単独2位!

更新日:2010/10/16 11:05
今田竜二、米ツアー2勝目へ3打差単独2位!

 

 今季思うような結果を出せずに苦しんでいた今田竜二が、アメリカ2勝目に向け絶好のポジションを確保した。

 米男子ツアーのフォールシリーズ第3戦、フライズ・ドットコム・オープン(カリフォルニア州、コードベールGC)は現地時間15日、日没サスペンデッドとなっていた第1ラウンドの続きと第2ラウンドを行い、第2ラウンドで5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマークした今田が、通算10アンダーとして首位を快走するロッコ・メディエート(米)に3打差の単独2位につけた。

 初日ノーボギーの6アンダー65と好発進を切っていた今田は、「昨日よりもゴルフの内容は不安定だった。フェアウェイを外したホールもあるしグリーンを外したホールも多い。出だしは特に寄せワンで凌ぐしかない状況だったが、決して万全ではないアプローチが寄ってくれたりとラッキーがあった。インスタートの今日は終盤8番で初ボギーを叩いてしまったけど、9番で3メートルを入れてバーディで締めくくることができた。残り2日もこの調子でいきたい。できれば来季のシード権だけじゃなく(優勝して)2年シードが獲れれば良いですね」と、2008年のAT&Aクラシック以来となる米ツアー通算2勝目に照準を合わせている。

 肋骨にひびが入るなど故障に苦しむ今田は、今季のフォールシリーズで2試合連続予選落ちと全く良いところがない。そんな中、突然好調になった理由を問われると「渡米してから20年、ずっとフロリダに住んでいるのにバニューダ芝(フロリダに多い芝の種類)はなぜか好きになれない。西海岸の芝の方が安心して気持ち良くプレーできるんです」と地の利をアピールして笑顔。この笑顔が最終日まで続くことを祈りたい。

 一方、初日から単独首位の座を守った47歳のメディエートは、シニア入りまであと2年強あるが「まだまだレギュラーツアーで活躍したい。少なくてもあと5年は第一線で活躍する自信がある」と豪語。初日は3番パー3で今季2度目となるホールインワンを達成、2日目は4番パー4で残り160ヤードを直接カップに沈めイーグル奪取に成功するなど、神懸かり的なゴルフが続いており「あと5年活躍する」という本人の言葉にも信憑性あり。メディエートの勢いに今田がストップをかけることができるのか、決勝ラウンドの見どころになりそうだ。

 その他、通算9アンダー3位タイにかつての世界ランクNo.1デビッド・デュバル(米)とディーン・ウィルソン(米)の2人が続き、昨年大会でプレーオフの末に惜敗した21歳リッキー・ファウラー(米)ら5人が通算8アンダー5位タイにつけている。

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