P.ハリントン、アジアで完全優勝&2年ぶりV!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/18 08:08
08年全米プロでメジャー3勝目を挙げて以来、勝ち星から遠ざかっていたパドレイ・ハリントン(アイルランド)がアジアの地で2年ぶりの勝利の美酒に酔った。
アジアンツアーのイスカンダール・ジョホール・オープン(マレーシア、ホライゾンヒルズGC)は現地時間17日に最終ラウンドを行い、初日から首位を走ってきたハリントンが6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。通算20アンダーまでスコアを伸ばし、2位のノ・スンヨル(韓)に3打差をつけ完全優勝を達成した。
「2年間とても長かった。勝てない期間はいつも優勝したときの自分を思い出し歯痒い思いをしてきた。でもこれで肩の荷が下りたかな… 今は本当に安堵の気持ちで一杯」と、39歳のメジャー王者はしみじみ喜びを噛み締めた。本人によると「優勝は“クセ”になる」のだとか。そういえば06年の日本ツアー、ダンロップフェニックスでタイガー・ウッズ(米)をプレーオフで破り優勝してから“勝ちグセ”がつき、07年の全英オープンを皮切りに立て続けにメジャータイトルを奪取したもの。勝てなかった苦い経験を糧に再び輝きを取り戻したハリントン。この勝利をきっかけにまた“勝ちグセ”が巡ってくると信じたい。
その他、通算16アンダー単独3位に林文堂(台)が食い込み、崔京周(韓)が通算11アンダー8位タイ。先のライダーカップで欧州チーム主将を務めたコリン・モンゴメリー(スコットランド)が通算10アンダー11位タイ、歴代チャンピオンのひとりレティーフ・グーセン(南ア)が通算9アンダー14位タイに入った。日本勢では市原弘大が通算4アンダー38位タイで4日間の競技を終えている。