藤田&金が2位タイ浮上! 勇太12位タイ、遼は予選突破
国内男子ツアーのブリヂストンオープンは22日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。朴宰範(韓)がただ一人2桁アンダーとなる通算10アンダーで単独トップに立つ中、9位タイスタートの藤田寛之が5アンダー67で回り通算9アンダー2位タイに浮上した。同じ2位タイに前週の日本オープンで国内メジャー初制覇を達成した金庚泰(韓)がつけ、通算8アンダー4位タイで松村道央、増田伸洋、立山光広、チョ・ミンギュ(韓)が続いている。
前週の日本オープン最終日で壮絶な優勝争いを繰り広げた藤田と金庚泰が、予選ラウンドを同組で回る今大会でも激しい“ツバ競り合い”を展開した。藤田が序盤の2番、6番でバーディを奪うと、金庚泰も前半の6番、8番、9番でバーディ。バックナインに入っても15番までに3バーディをマークした2人は、先に通算10アンダーでホールアウトしていた朴宰範に肉薄する。16番でさらにバーディを奪った藤田は一時的に朴宰範に並んだが、続く17番でボギーを叩き一歩後退。最終18番は藤田、金庚泰ともにパーで上がり、結局トップの朴宰範に1打差の2位タイで2日目のプレーを終えた。
それでも第2ラウンドで藤田は6バーディ、1ボギーの5アンダー67。金庚泰に至っては7バーディ、ノーボギーの7アンダー65の好スコアで初日の27位タイから大きくジャンプアップ。1週間前に日本一のタイトルを争った2人が今大会でも優勝争いを賑わせてくれそうだ。
また、初日2位タイと好発進を切っていたディフェンディング・チャンピオンの池田勇太は3バーディ、2ボギーの1アンダー71。通算6アンダー12位タイで決勝ラウンドへ進出することになった。一方、初日68位タイと出遅れていた石川遼はイーブンパー72とこの日もスコアを伸ばせず。通算1オーバー60位タイでカットラインぎりぎりでの予選突破となっている。