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J.カンが優勝、美香3打差3位タイ… 藍は世界No.1陥落へ

更新日:2022/10/26 00:57
J.カンが優勝、美香3打差3位タイ… 藍は世界No.1陥落へ

 

 米女子ツアーの新規大会、サイム・ダービーLPGAマレーシア(クアラルンプールG&CC)は現地時間24日に最終ラウンドの競技を行い、4位タイからスタートした宮里美香が4バーディ、2ボギーの2アンダー69をマーク。通算6アンダーとし、優勝したジミン・カン(韓)に3打差の3位タイに食い込んだ。今年9月のP&G NWアーカンソー選手権で米ツアー自己最高位の単独3位に入り、その3週間後に国内メジャーの日本女子オープンでプロ初優勝。再渡米した直後のナビスターLPGAクラシックでの8位タイに続き、今大会で再びトップ3入りを果たした。

 途中トップに1打差まで迫りながら14番でティーショットを池に入れボギー。優勝したカンが上がり4ホールで3バーディを奪ったのに対し、勝負どころでスコアを伸ばせなかった美香は悔しさを滲ませた。それでも「最終日にアンダーパーで回れたのは大きい」と手応えは十分。目標の米ツアー初勝利もそう遠くはなさそうだ。

 一方、世界ランクNo.1の宮里藍は3日目にして初の60台(2アンダー69)をマークしたものの、通算2オーバー28位タイで終戦。9週間守り続けてきたNo.1の座から陥落し、今週発表の最新世界ランクでは3位に順位を下げる見込み。同ランク2位につけていたクリスティー・カー(米)が通算3アンダー単独8位に食い込んだことでNo.1に返り咲き、通算4アンダー6位タイの申智愛(韓)が世界ランク2位に浮上することになりそうだ。上田桃子は通算5オーバー41位タイに終わっている。

 2005年以来となる優勝でツアー通算2勝目を挙げたカン。最終ホールでトップに立っていたジュリー・インクスター(米)がボギーを叩き、カンがバーディを奪ったことで形勢が逆転。最終日のベストスコアとなる6アンダー65をマークしたカンが最年長優勝を狙ったインクスターに1打差をつけ久々の栄冠を勝ち取った。

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