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金庚泰&矢野が首位タイ 遼は3位タイで最終日へ!

更新日:2022/10/26 00:57
金庚泰&矢野が首位タイ 遼は3位タイで最終日へ!

 

 国内男子ツアーのマイナビABCチャンピオンシップは30日、兵庫県のABCゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を行い、日本オープン王者で現在賞金ランクトップの金庚泰(韓)が3アンダー69をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、矢野東と並び首位タイに立った。一方、金庚泰と賞金王争いを繰り広げる石川遼はノーボギーの4アンダー68で回り、通算7アンダーの3位タイ。3ストローク差で金庚泰と矢野を追走し、勝負の最終日を迎える。

 今季すでに1億2,000万円以上を稼ぎ出し、賞金ランクトップを快走する韓国の24歳が今週も優勝争いをけん引している。首位と2打差の2位タイからスタートした金庚泰は、前半をイーブンで折り返すと、後半は安定感抜群のゴルフでボギーなしの3バーディ。同組で回る矢野も後半の13番から3連続バーディを奪い、通算10アンダーで2人が並んだままホールアウトした。9月初旬のフジサンケイクラシックから日本オープン優勝をはさみ出場6試合連続トップ10入りの金庚泰と、2008年ブリヂストンオープン以来2年ぶりのツアー優勝を目指す矢野は最終日の最終組で再び激突する。

 追う立場の石川もこの日は“攻めのゴルフ”を展開した。まず1番パー4で2打目をピンそば1.5メートルに寄せバーディスタート。4番、6番のパー5ではティーショットをラフに入れるも確実にバーディを奪ってゆく。この時点で通算6アンダーまで伸ばし、首位グループに2打差まで詰め寄り迎えた7番パー4。362ヤードのこのホールで果敢に1オンを狙いドライバーを一閃。惜しくもグリーンを捉えられずバーディ奪取とはいかなかったが、ノーボギーの3バーディと快調にスコアを伸ばしハーフターンする。

 猛チャージを予感させバックナインに突入した石川だったが、後半はなかなかチャンスを物にできない。ところが、10番から17番までスコアカード通りのプレーを続けていた19歳が最後に魅せた。最終18番は525ヤードのロングホール。ここでティーショットをきっちりフェアフェイに落とすと、2打目でなんとピンそば1メートルに寄せるスーパーショット。イーグルチャンスはカップをかすめるも難なくバーディフィニッシュとし、優勝を狙うには絶好の位置で第3ラウンドを終えた。

 その他上位陣は、石川と同じ3位タイに谷口徹、市原弘大、原口鉄也がつけ、ディフェンディング・チャンピオンの鈴木亨と前日首位のI・J・ジャン(韓)が通算6アンダー7位タイ。先週のブリヂストンオープンを制し2週連続優勝を狙う池田勇太は通算1アンダー20位タイにつけている。

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