美香、5位タイ好位置キープ! 逆転Vで米初優勝なるか!?
米女子ツアーでの初勝利を狙う宮里美香が逆転優勝可能な好位置を確保した。
同ツアーのLPGAハナバンク選手権(韓国、スカイ72GCオーシャンC)は現地時間30日、第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイと好発進を切っていた宮里美香が3バーディ、1ボギーで2日連続アンダーパーとなる2アンダー70をマーク。単独首位のキム・ソンヒ(韓)に4打差の通算4アンダー5位タイと優勝圏内をキープしている。
この日の宮里は、前半をバーディなしの1ボギーと我慢のゴルフで凌ぐ展開。だがハーフターン直後の10番で初バーディを奪い、さらに13番パー5でも確実にバーディ奪取。16番パー4では2打目をピン奥2メートルにつけると、下りのスライスラインを完璧に読み切ってこのパットを沈める。難関ホールが多いバックナインをノーボギーの3バーディで回り、2アンダー70とスコアを伸ばして2日目のプレーを終えた。
ここ最近好調の21歳は、米ツアーで目下出場3試合連続トップ10入り。今月初めの日本女子オープンでプロ初優勝を達成し「自信がついた」と語っており、デビュー2年目での米ツアー初勝利を最大の目標に掲げている。韓国開催のアジアシリーズとはいえ、世界ランク1位に返り咲いたばかりのクリスティー・カー(米/通算2アンダー13位タイ)や同ランク2位の申智愛(韓/通算3アンダー11位タイ)ら強豪が顔を揃えており、ここで優勝を遂げれば更なる自信を胸に次週日本で開催されるミズノクラシックに凱旋帰国することができる。残り18ホール、「ゴルフを楽しむ」をテーマに戦った日本女子オープンのようなプレーができれば結果は自ずとついてくるはずだ。
一方、日本勢でもう1人出場している上田桃子は第2ラウンドで4バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフ。イーブンパー72となんとかスコアをまとめたものの、77を叩いた初日の出遅れが響き通算5オーバー54位タイに低迷している。
上位陣は、首位と1打差の2位にディフェンディング・チャンピオンのナ・エン・チョイ(韓)。通算6アンダー3位に宮里と同じく米ツアー初Vを目指すビッキー・ハースト(米)。また、通算5アンダー4位に前週も優勝争いを演じた50歳のベテラン、ジュリー・インクスター(米)がつけている。首位のキムと2位のチョイは普段から仲が良く「明日の最終日は親友と一緒に優勝争いを楽しみたい」と口を揃えていた。