B.クレーン首位堅守! ビッグネームは後退
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/10/31 10:10
今季2勝目を目指すベン・クレーン(米)がビッグネームを抑え、依然としてトーナメントをリードしている。
米男子ツアーとアジアンツアーの共催大会、CIMBアジア・パシフィック・クラシック・マレーシア(ザ・マインズリゾート&GC)は現地時間30日、第3ラウンドの競技を終了。途中雷雨による1時間の中断を挟み各選手とも集中力を保つのに苦労したが、前日トップに躍り出たクレーンにとってはむしろ恵みの雨。中断明けの終盤、15番から3連続バーディを奪い5アンダー66をマーク。通算16アンダーで2位のカール・ピーターソン(スウェーデン)に2打差をつけ、アジアでの初優勝に王手をかけた。
「優勝争いは久し振りだから凄く興奮している。これ以上のポジションは望めないから、明日はリラックスしてこの状況を楽しみたい。マレーシアの人たちには本当に温かく迎えてもらっている。ここでプレーができることは本当に素晴らしい」と好調なゴルフに口ぶりも滑らか。今季はフェデックスカップポイントランクでトップ30入りするなど、プロ入り以来最高のシーズンを謳歌するクレーン。そのシーズンを賞金総額600万ドル(約5億円)がかかったビッグイベントでの勝利で締めくくれば言うことなしだ。
その他上位陣は、通算12アンダー3位タイにルーク・ドナルド(英)、リッキー・バーンズ(米)、マーダン・ママット(シンガポール)らがつけているが、注目のアーニー・エルス(南ア)は第3ラウンドで2アンダー69にとどまり、前日の9位タイから通算9アンダー15位タイに後退。また、日本勢で唯一出場の平塚哲二は通算3アンダー34位タイに低迷している。