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さくら“崖っぷち”、逆転女王へ残る道は優勝のみ!

更新日:2022/10/26 00:57
さくら“崖っぷち”、逆転女王へ残る道は優勝のみ!

 

 昨季賞金女王の横峯さくらが“崖っぷち”に立たされている。

 今季の国内女子ツアーも19日開幕の大王製紙エリエールレディスオープン(愛媛・エリエールGC松山)を含め残り2試合となり、賞金女王レースはランキングトップのアン・ソンジュ(韓)と2位の横峯だけに絞られた。とはいえ2人の賞金差は約3,500万円。横峯にとっては優勝賞金1,800万円の今大会と、優勝賞金2,500万円のシーズン最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで2連勝しなければ逆転の可能性はない。仮に横峯が2連勝を達成したとしても、アンが2大会とも上位に食い込み賞金を加算すれば最終的に届かないケースも考えられる。

 つまり、横峯の自力での賞金女王獲得は不可能であり、アンが圧倒的に有利な状況だ。それでも、国内女子ツアーをけん引する立場の横峯が黙って白旗を上げるわけにはいかない。シーズン中盤から韓国勢に完全にツアーを席巻される中、先月のマスターズGCレディースではプロ初のホールインワンを決めるなど奇跡的な優勝を遂げ、アンの賞金女王レース独走に待ったをかけた。横峯自身も「日本人選手がもっと勝たなくては…」と危機感を募らせながら、その一番手に自分がいることは重々承知のはず。「可能性がある限り、最後まで絶対あきらめません」と語る横峯に残された道は優勝しかない。

 また、シーズン最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップは今季のツアー競技優勝者と賞金ランキング25位以内の選手などしか出場できないとあって、多くのプレーヤーにとってはこの大会が今季最後の試合となる。永久シード選手の不動裕理を除いた賞金ランキング上位51名に与えられる来季シード権争いもクライマックスを迎えるだけに、ボーダーライン上の選手たちにとっては正念場となる。

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