I.ポルター『60』で奪首! R.マッキルロイは3位タイ
今季WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で優勝を飾っているイアン・ポルター(英)がキャリアベストの『60』をたたき出し、初日の23位タイから一気にトップに躍り出た。
欧州ツアーのUBS香港オープン(香港GC)は現地時間19日に第2ラウンドの競技を行い、首位に5打差からスタートしたポルターが中盤5連続を含む10バーディを量産。ノーボギーの完璧な内容で10アンダー60をマークし、通算13アンダーで単独首位に立った。1打差の2位にアンソニー・カン(米)が続き、この大会2年連続2位に終わり今年こそ優勝を目指すローリー・マッキルロイ(北アイルランド)がサイモン・ダイソン(英)と並び通算11アンダー3位タイつけている。
前日首位のマーク・ブラウン(ニュージーランド)はスコアを1つしか伸ばせず、通算9アンダー10位タイに後退。日本勢は市原弘大が通算2アンダー57位タイとカットラインぎりぎりで決勝ラウンドに進んだが、内藤寛太郎は通算1オーバーで予選落ちに終わっている。
2日間ノーボギーのポルターは「このコースでは出だしでいくつかバーディを奪って良いスタートを切ることがスコアメイクの鍵。今日は3番、4番の連続バーディで波に乗って7番からの5連続に繋げることが出来た。嬉しいけど終盤もう少し伸ばせたかもしれない」と、10バーディの猛攻にも多少の不満は残った様子。リードを奪っていたマッキルロイが最終ホールの池ポチャでダブルボギーを叩き、“棚ぼた”的に単独トップに押し上げられたことがポルターの中では引っかかっているようだ。
後続には21歳の伸び盛りマッキロイだけでなく、数々の最年少記録を樹立している17歳の新星マッテオ・マナッセロ(伊)がこの日7アンダー63で5位タイに浮上するなど、勢いのある選手たちが控えている。34歳になったポルターが年下の強豪相手に決勝ラウンドでどんなプレーを見せるのか注目だ。