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日本男子の火は消さない! 勇太2位タイ好発進、遼39位タイ

更新日:2022/10/26 00:57
日本男子の火は消さない! 勇太2位タイ好発進、遼39位タイ

 

 国内男子ツアーのカシオワールドオープンは25日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を行い、前週ダンロップフェニックスを制して賞金ランク3位に浮上した池田勇太が5アンダー67をマーク。賞金ランクトップの金庚泰(韓)ら並びと2位タイと好スタートを切った。一方、賞金ランク2位の石川遼は3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回り39位タイ。単独トップには6アンダー66をマークした田中秀道が立っている。

 この日インスタートの池田は10番パー5でいきなりイーグル奪取に成功。直後の11番でもバーディを奪い波に乗ると、前半スコアを4つ伸ばして首位争いに加わる。後半に入っても1番、4番でバーディを重ね、一時6アンダーで単独トップに立つも8番でボギーを叩きホールアウト。1イーグル、5バーディ、2ボギーの5アンダー67で初日のプレーを終えた。前週の優勝で青木功、尾崎将司、中嶋常幸に続く史上4人目の2年連続シーズン4勝以上を達成した池田。偉大な先達、AONに並んだ24歳が目指すのは自身初となる賞金王のタイトルだ。

 現在の賞金ランクでは1位の金庚泰が約1億7,400万円。約3,200万円差の2位で石川、約4,100万円差の3位で池田が追走している状況だ。シーズンの残り試合は優勝賞金4,000万円の今大会と、同じく優勝賞金4,000万円のゴルフ日本シリーズJTカップの2戦のみ。仮に今大会で金庚泰が石川、池田より上位に入り、かつ石川より800万円多く賞金を加算した場合、その時点で金庚泰の賞金王が決定してしまう。

 今季の女子ツアーではアン・ソンジュ(韓)が19年ぶりとなる外国勢賞金女王に輝いたが、20年以上に渡り日本人選手が賞金王となっている男子ツアーで“日本の火”を消すわけにはいかない。賞金ランク2位の石川は残り2試合で1勝またはいずれも単独2位以上、賞金ランク3位の池田は2試合のいずれかで優勝が絶対条件と逆転賞金王への道はかなり険しいが、日本ゴルフ界をけん引する若手2人の奮起に期待がかかる。

 上位陣は、池田と同じ2位タイで谷口拓也、宮本勝昌、深堀圭一郎、久保谷健一ら7人が続き、トップの田中から3ストローク差までに22人がつける混戦模様となっている。

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