さくら9位タイ発進 「強くなった横峯さくらを見せる!」
国内女子ツアーの今季最終戦LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは25日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。先月の樋口久子IDC大塚家具レディスでツアー初優勝を飾った20歳の森田理香子が5アンダー67で回り単独トップに立つ中、ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらはイーブンパー72と伸び悩み、首位と5打差の9位タイ発進となった。
前週の大王製紙エリエールレディスオープンで7位タイに終わり、逆転での2年連続賞金女王の望みがついえた横峯。「シーズン最終戦はなんとしても連覇で飾りたい」と意気込んで迎えた今大会の初日だったが、前半をボギーなしの1バーディで折り返すも後半11番でボギーを叩きイーブンパー72でホールアウト。スタートダッシュを決めることはできなかった。
大会前には「地元・宮崎での試合でモチベーションが高まります。沢山のお客さん、親戚や知り合いが応援に駆けつけてくれて、昨年も皆さんの応援がとても力になりました。今年はさらに強くなった横峯さくらを見せたいですね」と力強いコメント。優勝すればツアー史上最速となる187試合目で生涯獲得賞金7億円に到達し、予選落ちのない今大会で棄権などをせず4日間戦い抜けば史上初の4年連続シーズン獲得賞金1億円突破も決まる。賞金女王を逃したとはいえ、横峯のプレーからは最後まで目が離せない。
上位陣は、トップの森田から2打差の2位タイに不動裕理と佐伯三貴がつけ、3打差の4位タイで宮里美香、竹末裕美、全美貞(韓)が続いている。その他、今季の賞金女王アン・ソンジュ(韓)は横峯、有村智恵らと並び9位タイ。シーズン公式戦の最終戦でもある今大会で国内公式戦4冠を狙う諸見里しのぶは、6オーバー78で26位タイと出遅れている。