米女子ツアー新人賞に輝いたA.ムニョスの横顔
シーズン最終戦のLPGAツアー選手権(現地時間12月2〜5日/フロリダ州、グランド・サイプレスGC)を次週に控えた米女子ツアーだが、大会2日目のレセプションで表彰される今季のルーキー・オブ・ザ・イヤーを紹介しよう。
アザハラ・ムニョス。スペイン出身の23歳だ。ゴルフの名門アリゾナ州立大学に留学し、2008年にはNCAA選手権の個人タイトルを獲得。翌年には “サン・デビルズ”の異名を取るゴルフ部の団体戦で、やはりNCAA選手権に優勝する原動力にもなっている。プロ転向後、ルーキーイヤーとなった今季は3 度のトップ10入りを果たし、出場20試合中トップ25が計13回。11月22日時点での最新世界ランクは42位、賞金ランクでは28位につけている。シーズンを通して新人らしからぬ安定したプレーを続けたムニョスは、新人賞のポイントランクで704ポイントを獲得。同郷のベアトリス・リカーイ(スペイン)に344ポイントの大差をつけ、見事にルーキー・オブ・ザ・イヤーの栄冠に輝いたのだ。
「この賞が取れてすごく嬉しい。ゴルフ人生でたった一度しかチャンスのないものだから。シーズン序盤は決して目標にしていたわけじゃないけど、好成績を残せるようになって次第に大きな目標になっていき、最終的にそれが達成できて本当に良かった」と興奮気味に心境を語るムニョス。そのキュートなルックスとともに、今後ツアーで人気が出るのは間違いないだろう。
なお、同賞を獲得して後に殿堂入りした選手は全部で9人。ジョアン・カーナー(米)、エイミー・オルコット(米)、ナンシー・ロペス(米)、ベス・ダニエル(米)、パティ・シーハン(米)、ジュリー・インクスター(米)、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、カリー・ウェブ(豪)、朴セリ(韓)がその名誉ある先達だ。ムニョスがこれに続けるかどうかも含めて注目したい。